丹波紅葉三様2

（その1から続く）

加古川（かこがわ）に沿って兵庫県道532号を北上。前に鍛冶屋線を走った後で通った道。もう懐かしいと思える位前なのね。

沿道の山々はもう残り火といった感じ。今日は一日ぎりぎり雨予報がそれた曇り空。

三寶寺（さんぼうじ）へ。

市街周縁でアクセスがいいからか、ゴツいカメラを持ったお一人様が結構多かったり。

本堂前のお庭の紅葉の絨毯が圧巻。なんというか、京都と違って自然のままっぽい感じが丹波のワイルドな魅力、なのかしら。

堪能して更に北へ。山間に広がる黄金の絨毯もまた素敵。

このあたり、市街で四方から交通も集中するのでクルマもそこそこ多いのだけど、自転車は川土手や農道へ逸れればとても快適に往来できる。ブロンプトン一日輪行旅におすすめ。

甲賀山（こうがやま）の麓で再び丹波スイーツをお土産に。谷甲賀堂さんのスティック・フィナンシェ。丹波きなこと丹波黒ごまの2種。コーヒー党だけど紅茶が欲しくなる風味の良さでおいしい。

お買い物をして春日方面へ出発すると甲賀山公園に見事な紅葉でちょっと立ち寄り。

普通(？)の公園で、買ったお土産をハンドルにぶら下げて駐めているブロンプトンの偽装された地元感が何とも可笑しい。

朝から水分だけちびちび取りながら30kmほど。JA丹波ひかみ野菜直売所に立ち寄りぜんざい休憩。甘さが疲れた体にじんわり美味しい。
毎年やってるぜんざいフェアにもがっつりチャレンジしてみたいんだけどなあ。

ここから白毫寺（びゃくごうじ）を目指す。氷上（ひかみ）IC傍の、市街をVの字に分断する山を迂回する水分れ街道に沿って走るのだけど、数メートルおきにある側溝の蓋を踏んづけてゆくと盛大な音が鳴り響く。下手に避けると鉄板でサイドカットしそうなのでガンガン鳴らしながら走ったが、たっぷり2km分位は大変喧しい走行だったり。

国道に合流してからは北側の静かなルートへ逸れてスイスイ。道中で見かけた看板、そういえば前に来た時も誘致運動してた事を思い出す。

分水嶺をまたいだのと、ぜんざいや風のお陰もあるのか、ここまで黙々と20kmをとても快適に走る事ができた。（お陰で写真枚数は激減したけれど）
極力薄着で臨んだ服装でも結構暑くて、師走が間近とは信じられない。
（続く）