先日の雨に降られたブロンプトンをメンテナンス。
フレーム周りはワックスも効いているのでいつもの雨走行程度の処置くらい。あとは雨で流れてそうな箇所の注油など。
一番効いた革サドルの濡れは、乾燥とProofideで少し艶が戻ってきた。あとは乗って磨き上げる(笑)
最近屋内で保管時に余ってたイージーカバーを被せるようにしていたせいか、畳んだブロのヒンジ箇所とカバーが接触してグリスが拭われ気味だった模様。そのせいかクランプが噛んで豪雨のなかスクリューが回らず焦った。
一旦キレイにしてグリスアップ。
グリスの余分は締めてハミ出たあたりを拭く。
ステムヒンジ周りは大雨だと大量の雨をかぶるが、薄くなっていたとはいえクランプが噛んでしまうほどグリスが流れてしまうとは驚いた。
注油の最中に見つけた左ペダルのもらいサビ?
どういう経緯で付いたのか気になる。とりあえずラスペネで磨き取った。
で、大まかなメンテを終えて試走がてら…と見てみると後輪がまたパンク。
今回タイヤ周りは触ってないのだけどなあ。大雨後にメンテするとパンクするジンクス。
5月に替えたばかりのシュワルベチューブ、内(リム)側にぷちっと穴。
穴の空いた箇所のリム側。ニップル箇所だが、リムテープ的にも穴が空いたとか雨水が浸入したとかではなくいつものように原因不明。
ブロもそろそろ6年、これまでのパンクはリム側のスローパンクがほとんどなので、乗り方やメンテに何らかの個人的な問題があるのかもしれない。
で、購入2年経つTIP TOPのパッチキットをLong Term Report。
と言っても、恥ずかしながら終ぞこれで修繕に成功したことはなく、残ったシートを使って何度目かの挑戦をしてみた。
趣味で革細工などやっている事もあって、ゴムのりでの接着は問題ないと思うのだけど。接着後は執拗にパッチを抑えて、パッチのフィルムがキレイに剥がれるようにするのがコツっぽい。
いつもは再装填して大体80psi位入ったところでプスーっと絶望的な音を聞いてばかりだったが、あれ?、今回はちゃんと入った。
ホイール単体でエア装填してしまうと、ブレーキがひっかかって装着できない。かと言ってここで再度チューブを萎ませてしまうと良からぬ事態に…なんて経験から、掃除も兼ねてブレーキシューを外す。よく汚れるうえに掃除しにくい場所。
隙間も部品数も多いので、外さないとエアゾールでも汚れが飛ばないし、一旦外すと手が3本欲しくなる調整が面倒。
久々に取り外してみると、右側のシューだけ偏摩耗してた。
これだけ偏ってしまうとどうしようもないので、アームの方の当たりを心持ち減ってない方が先に当たる風にしてみたり。
ホイール、チェーン、内装まわりを取り付け。トルクレンチなどを使って締める場合、インジケーターチェーンを外さずに作業できるフレアナット用ソケットがあると便利な事を最近知った。
と言っていたら、ここでプスー…
もう特に驚きもなく外してみると、今回はパッチ外周が剥がれて外へ空気が漏れた跡がなく、一部が膨らんでいた。
目立った穴もないので、チューブ単体で再度空気を入れてみると抜けることなくばんばん膨らんだり。そこで再度タイヤに装着して空気を入れてみたところ、50psiまで普通に入ったところで突然一気に抜ける安全弁みたいな症状だった。
結構な回数パッチテストをしてきたが、結局ニップルの飛び出した複雑なシングルウォールのリム形状だと、チューブが追従できない隙間みたいなものと空気圧でこうなってしまうのかなという感想。
大体自転車を扱う店ならどこでも見かける商品なのだけど、結局個人的には恩恵が得られなかったパッチキットになってしまった。
- ゴムのりはパッチの面積より一回り広く塗ること。
- のりの乾燥はきっちり5分取ること。
- 貼ったパッチのフィルムは執拗に(出先ならツールキットのメガネレンチ部分などを使って)しごいてから剥がすこと。
が、得られた知見。
ただ、パナレーサーのパッチだとぺたっと貼るだけなので、応急ツールとしてはあちらに軍配かなあ。