生野銀山と銀山湖4

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(その3から続く)

播但線ばんたんせんに揺られて生野いくのから姫路ひめじまで。
暑い中を少し走って疲れたのもあって、座れた車中に何時間居たのだろうと錯覚するほど眠っていたり。それでも、揺れるワンマンカーなのでブロがコケないよう片手で掴んでいた感触は覚えているから不思議。

姫路城 2017

雨雲から逃れて麓へ降りてきたので姫路駅前は体感で暑さ2割増。そのまま乗り換えて帰るのも癪なので、とりあえず姫路城方向。大手前通りも綺麗になったなあ。
さすがに国宝なので駅から城内への導線は平日でも外国人含め人も多かったが、お堀の外側は静か。木陰を渡りながらちんまりと観光地を走る16インチの小さな自転車、昨年ここから三田さんだを目指したのとどちらが本当のブロンプトンなのか哲学したり(笑)

外堀川 2017

そのまま市街中心を少し外れたところを雰囲気の良い店を見つけたりしながらのんびりと、外堀川そとほりがわ沿いを通って飾磨しかま方面へ。明治の生野銀山いくのぎんざん近代化に伴い、外国の手法を導入する際に使われた生野産の煉瓦が飾磨津に現存しているそうで、これを見に。
当時は煉瓦造りの建物は多かったらしいが、日本では関東大震災を境に激減したのだとか。

飾磨大橋 2017

R250のバイパスまで。ありゃ、どんどん天気が悪くなってきた。

旧飾磨津揚場 煉瓦塀 2017

旧飾磨津揚場跡の煉瓦積み。銀山から50km、銀の馬車道の終点。
明治以前は銀はさらに陸路で大阪の銀座(LORO大阪店さんのすぐそば)まで4日程かけて運んだそう。

旧飾磨津揚場 煉瓦塀

外国人技術者はフランス人が多かったのでフランス積みだと思っていたら、イギリス積みなのね。

旧飾磨津揚場 煉瓦塀 2017

塀の向こうは現在も忙しく稼働中の企業の敷地で、まだ現役なのが素敵。

宮堀川 恵美酒宮天満神社

煉瓦塀の路地を出てバイパスへ戻ると、川と橋の向こうに神社が見えるいい構図に惹かれて。

宮堀川 2017

宮堀川みやほりがわ。先程の外堀川と船場川せんばがわを繋ぐかたちの運河のようで、姫路城が建てられた頃の名残かな?

恵美酒宮天満神社 2017

恵美酒宮天満神社えびすのみやてんまんじんじゃ。しめ縄が珍しい形。ちょっと中へ…と行きかけたら雷が鳴り始めて、こちらにも雨雲が降りてきた様子なので撤収。天気同様すっきりしないブロ旅になってしまった。

ずぶ濡れSバッグ

で、輪行で地元まで戻って帰宅途中に夕食を買っていたら、こちらでまさかのゲリラ豪雨。久々に何の備えもなくブロごとビシャビシャに。せめてもと被せたSバッグのレインカバーも防水スプレーはすっかり落ちていたようで全く意味なく。

雨に降られたBROOKSサドル

3度目くらいのブルックス・サドル全濡れで座面は見事なマットに(笑)
明日はブロのメンテで終わりそうだなあもう。

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