西国街道、三宮から東へ3

（その2から続く）

R2から逸れた西国街道、宮川（みやがわ）のわきに白露（しろつゆ）地蔵堂。1745年のものだそう。

手前にかかる西国橋が、ルートだけでは不安な街道の存在を後押ししてくれる(笑)

そんな街道もすぐ鳴尾御影線（なるおみかげせん）と合流してしまったり。阪神電車打出（うちで）駅のあたり。

以前から駅そばの歩道に阿保親王廟の石碑が建っているのを何となく見ていたが、なるほど歴史のある往来なのね。
と走っていると盛大にルートを外れたりして。街道は打出駅を越えたあたりですぐ南下していて、そういえば阪神電車、打出駅周りだけ高架化されていない事に気づく。

そのままR43、阪神高速神戸線と合流。角にある会社の施設らしい建物に歴史を感じる。

つまり、ここで西国浜街道と合流する訳なのかな？

そのまま進むと夙川（しゅくがわ）の堤防で階段に。
左手に昇って香櫨園（こうろえん）駅側へ迂回。

ローズマリー(?)の生い茂る香櫨園駅と夙川を飛び越えて更に東へ。

阪神高速の西宮（にしのみや）出入口まで走ると西宮成田山。

と、福男で有名な西宮神社へ到達。

大練塀に沿って、えべっさん筋側の赤門へ回ると…

ここから旧国道の道標で街道が延びていくのが分かる。

R2を除き、ここまでで一番道幅のある感じの旧国道をしばらく進むと街道は東川（ひがしがわ）で川に沿って北へ。東川は下流で津門川（つもんがわ）と合流して今津灯台へ流れるなど、今も昔の交通の要衝という感じ。

川沿いにJRを越え、

山手幹線を渡り、

R171、西宮中央運動公園まで北上。なるほど阪神の東西を渡るR2/R43から、京都に向けてR171が分岐するのは、このラインを辿っている訳なのね。
（続く）