津山～片鉄ロマン街道2

（「津山～片鉄ロマン街道2」から続く）

片鉄ロマン街道と聞くと廃線跡のイメージもあって普通(？)なのだけれど、備前柵原自転車道線の名称で考えるとなかなかに豪華なCRな事に気づく。

弁柄、CR専用でこんなに立派な橋は他で見たことがなくて、当然とても走りやすい。この日界隈は近隣の方が土手周辺を一斉に草刈りされていて、地域の取り組みとご苦労に頭が下がる。

和気町（わけちょう）に入ってからは吉井川（よしいがわ）を右岸左岸と渡りながらひたすらすいすい。

基本、意図的に脱線しないと高速道路のようにライドに集中するつくりのコースなので、雨に追われて止まれないのが残念。とりあえず目についた駅舎は撮影しながら進む。

ほんとに廃線跡なんだなあと思わせる情景がとてもいい。

家族でサイクリング、な光景も何度か見かけていい感じ。駅舎跡でお弁当広げるのとか楽しそう。

…なんて考えると時間もそろそろお昼に近づき、そういや津山（つやま）で行動食買うのにコンビニ寄るの忘れてた事に気づく。

きょう初めての信号。

本和気駅（ほんわけえき）跡に何故か足ツボ道。今歩いたら飛び上がりそう(笑)

周囲に徐々に民家が見え始めて町、山陽本線が見えてくる。

和気駅（わけえき）に到達。
路線的にはここから輪行がスムーズな気もするけれど、雨もまだ行けそうなので起点まで走ることに。

駅前だし昼食取れるところないかなあと一回りするも全部休みで切ない。くぐった地下道の、レールをスライスした装飾がかっこいい。

和気駅から南へ出発するとすぐコンビニがあったので、とりあえずカロリー。店の脇でアイス食べながら、岡山はまだ喫煙者が結構多いのかなというここ数年の印象を再確認したり。

吉井川を離れ、山陽道（さんようどう）をくぐると瀬戸内（せとうち）の島につながる凸凹感が出てくる。勾配より、いよいよ天気の崩れそうな強い向かい風に焦らされたり。ペース早めでやってきた最後の峠清水（とうげしみず）トンネルの下りのひんやり感が最高に気持ちいい。

個人的に見慣れた片上（かたかみ）鉄道起点へ到達。

今回足早に走り抜けただけなのは残念だったけれど、それでも快適で楽しい噂通りのCRだった。また来たい。

片鉄ロマン街道の起点を知ってから3年ごしの走行実現。

前回工事中だった日生（ひなせ）への延長も完成していた。あっちではしこたま雨に降られたんだったなあ。

一時間一本の西片上駅（にしかたかみえき）から輪行するつもりが、わずかに時間が合わず自走で一駅進んだ備前片上駅（びぜんかたかみえき）まで。
無人駅だけど、駅舎は最近作り直した感じでトイレなどもとても綺麗。のんびり輪行準備。

ホームに入るとラ・マル・ド・ボァが。
サイクルトレイン的な使い方もできるので気になるものの、岡山駅（おかやまえき）が起点なので大阪（おおさか）発のブロ的にはまあいいか、となってた観光列車。

回送でエンジンがかかったままずっと止まっていた。尾道（おのみち）や宇野（うの）に向かう列車に、早くも次の旅を思い浮かべながらホームで帰りの列車を待ったり。

帰りの車中からはちらほら雨粒が見える事もあったものの、自宅へは滑り込みで雨を出し抜き今回は濡れずのゴール。
慌ただしかったけれど楽しい週末ポタリングを楽しめた。