辺りでは珍しい積雪や氷点下を経て、もう峠は越えたろうと思ったがまだまだ寒い今年の冬。
氷雨パラつく気温一ケタな無人の河川敷、菜の花を見ても春の予感すら感じられなかったり。
路面が湿る程度の雨ではマッドガード内を洗う跳ね上げ雨水もなく、濡れた落ち葉や小石が流れないのが面倒。部屋に入る前に毛の長い硬めのブラシでざっと払い落とす。
マッドガード裏にぺったりくっついた腐葉土的なものは濡れているうちは簡単に取れてくれないので、錆びない箇所のものは放置して、新聞でも敷いた場所にブロを安置し乾いてからパラパラっと落とすようにしている。
そんな雨天の後始末を終えて、届いたGIYOのエアゲージを試してみる。
バルブは黒い側が米式、グレーの側が仏式に対応。口金をバルブに合わせてちょっと強めにシュッと音がするまで挿し込むだけ。ゲージ側の穴は遊びが大きいので斜めに入りやすく慣れがいるかも。
針は圧の位置で固定されるので読み取るだけ。psiとbarの2種の目盛は使っている空気入れと同じ。psiの方が読みやすいのだけど、これヤード・ポンド法の単位なのね。
終わったらリセットボタンを押して針を戻して終了。かんたん。
買おうと思ったきっかけは、先日のバルブの件で購入したシュワルベチューブに付属の説明書。これによると空気の補充は30日に1回とある。
今までは2週に1度位ポンプのエアゲージで調べつつ空気を補充していた。手持ちのポンプはブロだと口金のロック機構が写真のようにスポークに干渉するのでやりづらく、着脱で無意識にバルブに負荷をかけていそうなのが気になっていた。
普段の街乗り実用車としての走行では影響が感じられるほどの空気抜けは頻繁に起こらないので、口金に合わせやすい(負荷の少ない)エアゲージを普段使いに変えてしまうことにする。
あと、ブロンプトンの折り畳み機構。たたむとブレーキワイヤーが折り曲げられ引っ張られるため、これでブレーキが効いた状態になる。
これで持ち運び時にタイヤの空回りが発生せず、あわせてクランクとチェーンも遊ばなくなる仕組み。
畳むとチェーンが前後輪に挟まれオイル汚れが付きにくい構造はよく紹介されるのを見かけるが、こちらもパズルのように良く出来たブロンプトンの美点だったりする。
お座り時でもリア三角を折った際にタイヤがBBシェル部にギュッと干渉して回転をロックする機構。
一見必要なのか?と思う機構だけど、タイヤとチェーン、クランクが供回りしてしまうのは意外と鬱陶しい。
で、そんなブロンプトンにおいて、空気を入れる際の形態が気になっていたり。素人考えでは写真4が一番ベスト?
1が一番自然なポジションだけど、屋内保管だと出かける前に部屋の中でブロをイチイチ展開して空気を入れるのも…とか。
最近はバルブの位置が合っていれば3で入れたりもするが、どれもタイヤにかかる負荷がバラバラっぽく、正しい圧で入れられるのか気になっていた。
これもエアゲージも入手したので実験。
各形態でそれぞれ90psiに揃えて空気を入れてみて、展開/折り畳んだ時にリアの空気圧がどう変化するかエアゲージで観測してみる。
タイヤはブロンプトン・ケブラー、チューブはiRC製。
空気入れ付属のゲージとエアゲージに計測の誤差はなかった。
で、各形態で片っ端から空気を入れては展開したり畳んだりして空気圧を計測して作表して公開と思っていたのだが、どの移行でも目立つ差が出なかったのが素人発想というか(笑) どの形態で注入してもほぼ問題はなさそう。
ひとつ確認できたのは、90psiで注入した直後に計測すると着脱時の抜けでどれもほぼ80psi前後まで圧が低下していたこと。スポークに干渉する口金レバーを上手く抜いて82psi、抜き損じると79psiとか。だいたい10psi余分に注入しておくと目的の空気圧にできる様子。体感的に「ちょっと」多めで入れていたが、「けっこう」多めに入るのね。
折り畳んだ状態でも空気を入れて大丈夫らしい事が分かったのは良かったのだが、最近のコンパクト口金のポンプが欲しくなる副作用も(笑)