ブロンプトンを運ぶ

(1,828 days elapsed.)

ブロを5年使ってみて、世間の評価が単に自転車としての性能だけではなく、畳んだ時に活用できる総合的な性能を含んだものだということを使い続けて気づく。そんなブロンプトンのキモの半分である、折り畳み時の移動についてあらためて考える。

サドル持ち

サドルを持って運ぶ

Brompton社推奨(?)のサドル持ち。最近のモデルのシンボルマークが入った標準サドルにはグリップがあり、太さ14~5cmで持ちやすい。
図は持ち始めの体勢で問題ないように見えるが、ここから1分も持ち歩けば約10kgの重量に負けて腕が肩から垂直に下がるようになる為、ブロの下部が地面に接触しそうになってしまう。イギリス人の平均身長程度あればそれでも問題ないのかもしれないが、平均的日本人だとややつらいポジション。

フレーム持ち

フレームを持って運ぶ

フレーム持ち。ふだん自分が利用している方法。先ほどのサドル持ちの高さを解消する部位を掴む方法だが、Φ45mmのメインフレームを掴むため同じく距離を歩くと握力が保たない。特にハンドルを握って走り回った輪行帰り道などでは保持力のなさは覿面。
自分の場合、リアタイヤとの干渉やバランス加減から、薬指と小指の間にメインフレームからシートチューブに伸びる筋交いパイプを挟む持ち方だが、5年持ち運び続けて小指の第一関節内側にブロタコが出来てしまった(笑)
Off yer bikeなどが最適解だと思うのだけど、ロゴステッカーに被るデザインがどうしても受け入れられない。

バッグ曳き 横から

バッグフレームで曳く(横)

持ち歩きなら他の折り畳み自転車でも当然可能な訳で、ブロンプトンの性能は曳いてこそ。
バッグフレームを用いてバッグごと曳くので、この状態でも荷物を持つ必要がない。個人的には、この形態を使う必要を感じない場合は他の折り畳み自転車でよいのではないかとも感じている。

バッグ曳き 後から

バッグフレームで曳く(後)

ただ難点も多い。図はリアキャリア付のブロだがLモデル的に進行方向側を少し持ち上げてみている。この状態、キャリーバッグを想像するが、ブロの場合は力点と作用点がほぼ重なった梃子になるので真下にやたら重い。図のバッグフレームは最近のラインナップではなくなりつつあるフルハイトのものなので、肘を曲げての持ち上げが強調されていて、重い。
これは当然リアキャリアで4輪コロ状態で曳くと格段に軽くなるが、今度はブロの進行方向右側の重量バランスの悪さで路面の凸凹がつらくなる。

フレームなしで曳く

畳んで曳く

バッグなしで曳く場合。Rモデル(リアキャリア付)であればこのやり方はしない(後から押す)ので、Lモデルな例。
ブロを持ち運ぶよりは楽だが、中腰でフレームを掴んで前側だけ浮かせて歩くのは大変。浮かせる高さも、上げ過ぎるとリアサスのプラが地面を擦ってしまうので慎重さが必要で、対策パーツがサードパーティから発売されるほどには面倒。

サドル押し

サドルを伸ばして押す

割合ポピュラーなサドル押し。バッグフレームがない状態でブロを曳くのはこれが楽。Lモデルの場合は先の曳き方と同様、車体の起こしすぎによるリアサスの擦りを起こしやすいのが難点。
書き方だとLモデルによる曳き回しは色々やりづらい感じだが、うまく曳き回すよりはブロを展開できる場所へ素早くたどり着く方が良い訳で。コンコースで自転車を押せる海外の駅などは羨ましい。

カートスタイル

カートスタイル

キャリアによる4輪コロだと、ハンドルだけを展開して使うカートスタイルがおそらく最も押しやすい。

ハンドル曳き

ハンドルを持って曳く

カートスタイルはLモデルだとカートではなくネコ(一輪車)状態になるので、向きを換えてステムを曳く形が最もやりやすい。ステムが持ちづらい為、バッグは外して別に持つことなる。

肩掛け

肩掛けで運ぶ

ブロのそういう性能を無視するコロ禁止(正確には完全収納)のJRの輪行事情では、乗り換え回数や利用駅の規模を鑑みて肩掛け装備が無難。輪行バッグにもよるのだろうが、ブロを図の方向で下げるとアクスルボルトが大腿部に刺さるので注意。歩いている時はそれほど気にならず、あとから見て痣だらけになっているのに仰天した。

肩掛け 前後逆

肩掛け(前後逆)

こちらの向きが多分正解。

もしここを読んでおられる方でブロンプトン購入を検討中なら、試乗より試曳をしてみる事もお薦め。

(2016/08/18 追記)
その他の方法についてもコメントをいただきました。ありがとうございます。

サドルを曳く

サドルを曳く

コメントの方法はこの逆(押す)やり方かしら。少しサドルを伸ばすと扱いやすく、サスを傷つける心配もないので安心。ちなみに図の曳き方は意外とセンターがわからずブロがふらふらした。

ブロンプトンを担ぐ

ブロンプトンを担ぐ

サドルを肩にかけてかつぐスタイル。ポタリング先で行き止まりが階段になっているところなどで重宝する。
これで輪行できたらなあと、本末転倒な考えが浮かんだり(笑)

One thought on “ブロンプトンを運ぶ

  1. 読者

    こんにちは。
    折りたたんで後ろから、サドルの後ろに三本の指を添える
    (人差し指と中指をサドルの下に、親指はサドルの背面に)
    (方向はサドルごと後部ホイールを持ち上げることで調整)
    (折りたたみ時のサドルが,無理のない高さにある事が前提)
    という方法もあります。中さんもこの方法を紹介されていたはずです。
    平地で人混みの中を進むシチュエーションで便利です。
    展開した状態でサドルの先端を肩でかつぐ方法もあります。nycewheelsのlookbook に写真があるはずです。

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