今まで意外となかった旅先でのパンク。ポンプで空気を足してみると、入れたそばから抜けるタイプではないスローパンクチャー。CO2ボンベは1本しかなく、明日の走りが本番という事もあるので少し様子を見つつ。
温泉から玉川ダムへ立ち寄るのをあきらめて進む。とちゅう、工房織座さんへ立ち寄りお土産選びなど。
とても繊細で綺麗な色の草木染めマフラー、お店の方に相談に乗っていただいて一品。ループなど機能性のバラエティにも富んでいるので、巻が解けにくいものを自分のポタリング用にも欲しくなったり。
静かな風景に工房の折機のリズミカルな音がなんとなく合う、ちょっとホッとする場所。
お昼も回っていたのでご飯に。地元の自転車乗りの方のブログで見かけたカフェ・マグノリアさんへ。マクロビカフェなのだそう。
マクロビオティックと聞くと健康食程度のイメージしか湧かない人なのだけれど、いただいたランチは一品ごと、どれも頬張った時の風味と歯ごたえのよさに驚いたり。大変美味。
カウンター席からの眺めも、秋らしからぬ濃い晴天の映える素敵なお店だった。
お腹を補充し、再び後輪の空気も補充しつつ
川沿いはややおどろおどろしい雰囲気の場所もあるが、交通量がないので気楽に走ったり止まったりできていい。川の向こうに今治国際ホテルのランドマークが見えてきてホッとしたり、ブロ乗りの方とすれ違ったり。
川から外れたあたりで自転車屋さんを見つけて予備ボンベ購入。宿までもう10kmもない筈なので、パンク修理はゆっくり宿で行う事にしてそのまま走る。
先日の明石界隈を思い出す漁港沿いに進むと、ようやく
ただ、海沿いのルートで向かうと最後が酷い坂道だったり…
来島海峡展望台で一枚。重いタイヤで登ってへろへろになりつつ今晩のお宿、
観光向けの宿泊施設は一人旅だと予約すら受け付けてくれないところが多いのだけど、こちらはツイン部屋を潰した一人向けのプランがあって大変有り難かったり。橋の入口からの距離も近いので便利。
なにより、客室からのこの眺めは素晴らしいの一言。
フロントが3Fで客室は1F、エレベーターを使って降りる。ブロを転がしながら客室までの道中は特に問題なく。
夕食までの時間に少し余裕を取って早速パンク修理。穴はチューブ外側、シーム沿いに刺し孔がプチっと。流石にお宿の湯船にチューブを浸ける訳にもいかないので、指で水を塗りつつ孔を探すのに苦労した…位の小さなパンク孔だった。
ぺたり。手はよく洗ってからパッチを貼りましょう。
油モノで施設を汚さないように細心の注意を払う。ウエスの他にキムタオルとか常備しておいてよかった。
で、修理したチューブは予備にして、持参した新品のチューブを装備するのだが、ここでまさかのトラブル。
シュレーダーバルブが壊れているようで空気漏れでお手上げ。以前、孔が開いていた不良チューブを掴んだ事があったので、事前に軽く空気を入れてチェックしたものなのだが…。
今回も偶々の不良とは思うのだけど、個人的にはもうiRC製チューブは使いたくない。
急いでパッチしたチューブに戻し、ポンプで入れれるだけ空気を入れる。これで一晩置いてエア抜けがなければCO2を使う事にする。
お風呂で汗を流して夕食へ。後半は旅情に欠ける道中だったが、最後は暮れてゆく来島海峡を眺めながらの豪華な海の幸をいただいたり。うまかった!
夕食後の散歩に展望台まで。お天気に恵まれ、日が暮れても風もなく、半袖でも寒くなかったり。
明日はいよいよ初しまなみ海道縦走。
(続く)