2014年の桜締めくくりは奈良、宇陀方面へ。始発に乗り込み近鉄大阪線、室生口大野駅から銘付の桜を愛でつつ飛鳥へ抜けるルート。
奈良の山奥なので到着時はまだ零度近い予想だが、走り出して陽も出れば一気に暖かくなる訳で。薄着に今季最後だろうカイロと手袋装備で出発。
はらはら舞い落ちる満開の桜の屋根をくぐり、駅舎から長めのスロープを降りる。こちらは今まさに満開の見頃で、地元との気温の違いを実感する。
ブロを漕ぎ出す間もなく大野寺へ。数人の早起きカメラマンがいたものの、流石にこの季節磨崖仏を撮ってる人はおらず皆境内の桜へ。
徐々に射してくる朝日に照らされて輝く滝のよう。
庭の奥の小ぶりな花の品種も今が見頃。
大野寺を出発して室生寺方面へ。緩い坂が続くが、坂用セットでリアコグを15Tにしておいたので快適。前回メンテのグリスや油が馴染んできたのか、最近はとても快適に回る。
室生川沿いの斜面にはあちこち鹿がおり、鳴き声が谷によく響いていた。
今回あちこちで見かけた「ならクル」の道標。看板や路側帯など、今回は奈良県の自転車観光への取り組みをあちこちで感じた気がする。
鳥の声などを聴きながら室生寺へ到達。開門までまだ時間あったので、麓にブロを止めて山上公園方面へ。
この辺りは桜に菜の花ではなく水仙が彩を添えている感じ。レモン色の花が陽に透けて綺麗だった。
桜を見上げながらあちこちてくてく歩くうちに西光寺の城ノ山桜、里を見渡せる処まで。麓へ降りる頃にはお寺もすっかり混雑が始まっていたので、室生寺はスルーして出発する事に。
ここからのルートをよく確認していなかったので、この後悲(喜?)劇が。