ブロンプトン10年の節目という訳でもないけれど、フロアポンプを新調。
たしか、ブロンプトンを注文したその脚で近所の自転車屋に行って購入したSERFAS。どのバルブにも対応しているもの、位の基準で買ったものの、小径車で内装ハブだと内径が狭く口金を取り付けるのが結構大変なんだなあと感じた事を覚えている。たまに口金をリリースする際に指を挟んで痛い思いをする他は、べつだん機能に不満もなかった。
のだけど、チューブに仏式を使ってみたり、知人がフロアポンプを安く探している話を聞いたりと色々あって物欲。気になっていたワンタッチバルブの製品を購入してみたり。PanaracerのBFP-02AGEZ2。
コンパクトでカンタンに接続できる口金の製品はいくつかあったのだけど、口金だけの販売なので工作のハードルが高かったり、交換してからの機能性(ホースの収納とか)が失われる事があって手を出しにくかった。そんな中でPanaracerのワンタッチバルブはとても気になる製品だった。
購入を決めて改めて調べてみると、現行品は口金が仏英式+米式アダプタの構成のものしかなくて出鼻をくじかれたり。そりゃまあ、街を走る自転車がスポーツバイクとママチャリでほぼ全体を占めるのだから当然かと気づくものの、何だか納得いかない(笑)
家で所有している自転車は現在米仏混ざったブロンプトンと、家族用の英式バルブな電動自転車なので、まあブロを仏式に統一してしまえばいいかと購入。
さっそく装着。おっかなびっくりバルブに口金を被せてみると、新しいせいか向きのせいか意外と力が必要だったり。
ハンドルは透明なラバーハンドル。見た目より柔らかくはない。
前のポンプより軽い力でポンピングする事ができるのは、本体下端からではなく上端からチューブが出ている所にからくりがあるのかしら。
エアゲージを確認してみると、慣れ親しんだpsi表記がなかったり。口金同様米式が抜かれてる。
メーター下に換算式が付いているが、今までタイヤ脇の表記はpsiばかりだったのでここでもブロのマイノリティ感?
空気を入れ終わって口金をリリースする時の逆サイドを押すところもそれなりに親指に力が必要。コツがあるのかも。
とりあえず仏式は問題なく空気が入ったので、次は米式アダプタを使ってみる。
まずアダプタをねじ込む際に結構空気が抜けてしまう。以前試してみたTOPEAKのアダプターのバルブ付きの方が優秀。
ここに英式の口金を被せてポンピング。空気の挿入自体は問題ないのだけど、この後アダプターを外す際にやっぱりシューっといくらか空気が抜けてしまうのがストレス。
きっとこうなりそうだったので、併せて買っておいた仏米の口金に交換。
正式なオプションなので交換は問題なく。
こちらも結構力が必要だった。リム固定用のリングを持たないシュワルベ以外のチューブだと、押さえつける際にバルブの根本を痛めてしまわないか心配。こちらは取り外しもリリースボタンの硬さ以外は問題なかった。
本体も軽くて、ホースを指定どおり収めるとハンドルを持って持ち運べるようになっているなど機能は十分なのだけど、ノーマルな米式バルブのブロンプトン専用と考えると他の製品も検討したくなる細部ではあったりするかも?