交換した右ペダルもそろそろ2年。購入時からの初代ペダルが3年使用でガタガタになって換えた事を考えればチェックしてみても良さそうな時期という事で、分解。
とりあえずこれまで使用感で不満は全くなかった。一見旧モデルと違いのなさそうなカタチだけど、凸型に変わったスパイク形状はペダリング時のグリップ感がとても向上していて驚いたのを覚えている。
木ネジを緩めると、アルミ部分はかなり抑えつけられていたのを感じる程開いたり。反射板は以前のものと違い、割れるような事はなかった。
ペダル樹脂部。軸のキャップは開けることを想定してない造りなので慎重にこじる。
汚れてはいるが、まだグリスの元の色が分かる程度にはきれい。
ロックナットと玉押しを正ネジ(反時計回り)で回して取り外し。玉押しを回そうとしたら手持ちの11mmソケットが奥に差し込めなかったり。幸い締まってはいないのでラジオペンチをあてがって回して取り外した。
スピンドルは以前のモデルと変わらずなので…
玉押し部分の偏摩耗も発症していた。あと1年で以前のようなえぐれた形状にまで摩耗してしまうと、ベアリングが傷んで終了、なのかもしれない?
ベアリング球は3/32インチ?
片側14個ずつで使われていた。
カップ側の様子。今回はベアリングも元気なので特に傷もなく。
全体的に特筆するところもなく、清掃してグリスアップして再組み立て。玉押しの供回りを想定しながらロックナットを締める作業が大変厄介だった…。
ガチネジを塗ってネジ締め。アルミパーツはこの位広がっているのを握りながら留める。
取り付けは6mmヘックスで行える。クランクが回ってしまうので、うまく固定できる場所を見つけて作業した。ここの締め付けトルクの表記が見当たらない為、一般的なペダル取り付けの資料を検索して30Nm位で締めてみた。
左ペダルも併せて取り付けてメンテ終了。
現行モデル(?)の右ペダル、内部は旧モデルと同じ構造だったのがちょっと意外な気もしたり。このまま使えば自分のペースではおそらく3年目の来年には玉押しがえぐれてベアリングが死にそう。体重を預ける重要な部分でもあるので定期交換と思えなくもないが、サードパーティ製ペダルに交換する理由も理解できる気がしたり。