ロングタームレポート。購入一年半のサドルバッグ、BROOKS Isle of Wightのその後。
いつもは2年以上経ったアイテムについて書いているLTRなのだけれど、今回は最近写真のようにリベットが破損していたのを機に、ちょっと早めの記事。
なんだかいつもよりだらんとズレていて、革ベルトが伸びたせいかなあと見てみたらリベットが折れていた。
左右のギボシでつながったベルトを上部で留める唯一のリベットなので、折りたたみ時のサドル伸縮によるたるみや内容物の重量なので負荷がかかっていた様子。
321gの鍵を入れてダンシング登坂したりするなら、最近のコーデュラとナイロンベルト製品の方がいいんだろうな、とは毎回思うのだけど。
バッグを取り外してみるとギボシも一つ緩みが発生していた。
革ベルトにダメージを感じないのは流石のサドルメーカー?
革ベルトと中の樹脂板をリベットで留めている作りなので、手持ちのリベットで補修することに。少し径が合わなかったのでリーマーで広げる。
出先でブロが撮影中に倒れてしまうときなど、バンパー化して本体を守ってくれるバッグフレーム。を、補修する際に使っている径のリベットをここでも使用する。
すこし厚みがあったのでギリギリだったけれど、なんとかバチンと補修完了。
再装着。ギボシのベルト穴を詰めずに空けているのは、実際の運用時にはもう一段サドルを下げないと
縮めるとバッグ下側のベルトがせり上がる影響でバッグ自体が上に持ち上がるので、サドル付属のベルトフックにバッグが干渉しすぎないようベルトに遊びが必要なため。
運用570日経過のフラップ周り。ファスナー2本は購入前に面倒かなと思ったけれど使ってみるととてもいい。開口時、車のトランク様にガバっと開くので中身の確認とアクセスがし易いのはグローブを付けた冬の夜などはとても有り難い。
雨でも頓着せず乗るスタイルなので何度かずぶ濡れにしてこの状態。目の詰まった生地と内部の樹脂の性能もあってか防水性はとても高い。止水ファスナーも効いており、ずぶ濡れで走ってきたあとに中から車体を拭く乾いたウエスが取り出せる位には濡れない。今の所お手入れはたまにブラッシングする程度。
縦型バッグは廃盤サドルバッグの頃からの出戻りで、頻繁にシートピラーを上げ下げするブロンプトンならではの、下側ベルトの乗車時と折り畳み時の2態の問題が悩ましい。純正新型バッグのメトロポーチやカバーバッグにしても、この辺りの問題は認識されていない(?)感はある。
これでLSDは効く程度の伸縮だが、シートポストバンは効かないのでRモデルだと輪行袋に収納しても中でコロコロ遊んでしまう。
今回は重量で上のリベットが飛んだが、伸縮の負荷でこちらのリベットもいずれ飛ぶだろうとは感じる。
あと、このヨレ分の遊びがベルトに必要なので、ベルト余りを差し込む可愛い金具の効き目が今ひとつなのと、ピラーに付くキズはそれなり。
ただバッグとしての性能はすこぶる高くて、革をあしらった見目良い自転車ブランドグッズの割に日本価格もとても安く、コスパの高い製品だと感じる。
後に張り出すフォルムのせいでパツパツになっている自作の輪行袋を作り直したいが、仕事とコロナ禍の走り足りない感でグッズDIY熱が高まらない言い訳を責められるバッグ(笑)