ヘッドセット定期メンテ。フロントフォークを交換でプロのメンテを受けたので一年半ほどご無沙汰だったが、雨のたびにヘッドセット下側の継ぎ目に滲むグリスが気になったので開けてみる。
(※素人による考察記事です。参考にせず、ご自身での作業は専門家によるアドバイスに従ってください)
手順は大体以前と同じ。
6mmアーレンキーでウスのボルトをある程度緩めてから、手持ちのビットを差し込んで…
金槌でパカンと一発。
内部でウスが沈んでステムが抜けるようになる。
とは言ってもスポッと抜ける訳ではないので、ハンドルをぐりぐり振りながらの引き抜きは背筋に効く。
ワイヤーは繋いだままなので注意して抜きとり。ウスまわりのグリスはまだ綺麗。
玉押しを取り払ってベアリング。こちらはリテーナーの裏のグリスが黒くなっている以外はまだ綺麗でたっぷり。
下側はちょっと変色が進んでいるが、量は思っていたより残っていた。
きっちりした整備で自分くらいの走行距離なら、潤滑は天気に関係なく3年以上は保ちそう?
交換したフォーク(2016)のクラウンレースは銀色だった。モデルチェンジ?
洗った。まだグリスが塊で残っていたので拭き取りが大変。
組み立て。今回はAZのウレアグリスをたっぷり充填。
玉押しを軽く締めて、ワッシャーを溝に合わせてはめて
ロックナットとパッキンを付けてステムを挿し込む。
玉押し調整が終わるまでは少しステムを浮かせておいて固定。
玉押しの締め具合を調整。ここの締め具合、ハンドルをその場で切ってみたりして感覚で合わせるのが一般的。
自分の場合、それよりもメインヒンジを折って畳む動作で調子を見るほうが手が覚えている感じ(笑)
調整を終えたら再度ステムを緩めてパッキンとの隙間を合わせる。ギュッとやっちゃうとパッキンが変形して浸水の原因になる。
ステムを畳んで、ニップルとキャッチャーの合いでフォークとの角度を揃える。
最後に6mmアーレンキーでウスを締めて固定。
マニュアルによるとトルクは20Nmとあるのだけど、トルクレンチで締めるとそこまで行かずにスルスルと締め上げてしまい前に失敗したので感覚(?)で。
終了後、すこし試走して色々微調整して完了。
秋めいた週末のCRは縦列で走る自転車がたくさん。
メンテおわり。6年目もブロンプトンは元気。