キャリア付ブロンプトンの意外な弱点「展開するまでパンクに気づかない」を食らう。
玄関からコロコロとエントランスまで出てブロを展開してみると後輪がへにゃ…。再びブロを畳んで部屋までコロコロ戻るハメに(笑)
早速チューブを外してエア漏れチェック。孔は内側で擦れパンクの模様。
先日のメンテから乗っていないので、メンテ時にエア抜きでホイールをぐるぐる回してチューブがズレてしまったのが敗因かしら。
孔は写真の青矢印、3の印字の真ん中あたり。で、イージーパッチをペタリ。
赤矢印のパッチがまたがるタイヤのシームが不安。本職の修理の人はこれを鎌で削ぎ落としてからパッチ貼ってたなあとか思いながらホイールを装填し直してエア装填、変速を調整していると…
シュー、と、まさかのエア抜け。油分除去とヤスリがけは念入りにしたのに何故、と思いながら再パッチすると、また変速調整の段でシュー…どうせならホイール単体でエア仮注入した時に抜けてほしい。
パッチ具合を精査すると、孔から出てきた空気がシームを伝って抜けているのがわかる。
ただ、過去のパンク修理からみても、ちゃんとできたパッチならそもそも孔からブルームが咲くことはない為、何か問題があるみたい。
パッチを使い切ってしまったので修理はあきらめてチューブ交換する事にして、やけくそ気味に後輪まわりメンテ(笑)
まず泥除けの裏を洗って水弾きワックスがけ。
少し前から悩みの種だったギア抜け問題の解消も図る。
変速ワイヤー側の調整だけだとモグラたたきのように抜けるギアが変わるだけの症状、先の内装分解の際のアクスルとシェルの位置ズレあたりを疑って調整してみる。
(※素人による考察です。参考にせず専門家の意見をご確認ください。)
色々漁ってスターメーアーチャー5速の変速構造の解説を見つけたので、分解できないプラネタリ周りの仕組みがようやく理解できた。
で、3速ギアの状態だけを取り出してみる。
ペダル、クランクからチェーンを伝ってドライバーに入力される踏力が、内部のクラッチで一体化したギアリングを回し、ギアリングのパウルがボールリング(=ホイール)へ出力する、いわゆる1:1、100%接続の状態。
プラネタリを介さない接続で、ここは以前調べたBSR、内装3速のセカンドと同じ動きの様子。
さらにドライバーも外してみて、入力と出力の接点だけを残した状態。
裏返して覗くと、ギアリングの
ドライバーを抜いた穴から二つのパーツの合いを見る。矢印の部分が隙間なくくっついているのが、おそらく理想の位置のはず。
ドライバーと逆側の玉押しを外す前の画像。隙間が空いている。
ギアリングはアクスルに固定されたプラネタリケージに被さっているので正しい位置のはずなので、ボールリング(が締め込まれたハブシェル全体)が逆側の玉押しの締めすぎにより持ち上がっているせい。
確か、前回この理想の位置が不明で玉押しをどんつきまで締め込んで固定していた。
アクスルをつまんで宙ぶらりんにしながら、隙間がなくなるところまで玉押しを緩めてみた。
ここで玉押しを固定。この状態でアクスルを引っ張ってみると、画像の差くらい遊びが出る。これを逆側、ドライバー側の玉押しの締め込みで動かなくなる程度調整する。
締め込んで調整を完了したところ。ここからブロに取り付けてインジケーターの穴あきナットがチェーンを見やすい位相にくれば大成功なのだけど、残念ながら今回は1/4回転ズレた。さて、ギア抜け治るかな?
そもそもの(笑)パンク修理は手持ちのシュワルベチューブに交換。以前ショップで出会ったブロ乗りの方が、仏式チューブに交換したので残ったものを譲っていただいたラッキーな物だったり。