梅雨よりよく降った連日の秋雨を抜け、トラブル以来半年ごとの定期点検が習慣になったヘッドセットのメンテナンス。
(※素人による考察記事です。参考にせず笑覧にとどめおき、ご自身の作業は専門家によるアドバイスに従ってください)
グリスの残り具合はほぼ前回と同じ。リテーナー裏のグリスはやはり下側の方が減ってはいたが、半年程度では変色もなく問題ないレベル。
フォーク側。こちらもグリスたっぷり。クラウン側は特に汚れておらず、雨の日のグリス漏れは下わんとシールの隙間から起きている様子。染み出しというよりは漏れ出し、流れ出しという表現を使いたくなる症状なので気になる。
開けちゃったので洗う。屋内なのでフィルタークリーナーとフォーミングクリーナーの合わせ洗浄。
シマノのDURA-ACEグリスを使っているが、もうちょっと流れにくい固いグリスでもいいのかなと感じたり。
グリスを塗る前にリテーナーの向き備忘録。
さて再組み立て…とフォークコラムにグリスを塗るとおかしな感触。管の一部が膨らんでおり、縦にクラックらしき筋が…。
ヘッドチューブ、ステム側には特に傷などは見られず、半年前には症状はなかった。とりあえず写真を撮って専門家の指示を仰ぐことにする。
ステムヒンジの付け根側、前回サビを取った箇所は再びサビが浮いていて、水をかぶるとどうしてもこうなる箇所のよう。ゴムパッキンあたり、濡れた際はよく拭きあげるようにしたい。
で、ステムの引き抜き時、いつも引き上げボルトを緩めすぎを気にして恐恐なので、ここでボルトのかかり具合を測っておく。
ウスが少し締まった状態にして…
取り付け時、この位の深さにボルトは沈んでいる。
ボルトを緩めていき、ウスにギリギリネジがかかった状態で計測。このくらい。
ウス落としの際はこのあたりまで緩めても大丈夫メモ。
組み立て。ヒンジを折ってニップルをキャッチャーに接続して治具代わり、ボルトを締めて固定する。以前のトラブルでまともに20Nmのトルクが測れないので、大まかに締め込み。
玉当たりをぐりぐり調整。ここは先の講習で受けた緩みのチェック方法で、以前よりかかる時間が大幅に短縮されたり。
余分のグリスを拭きあげて完成。気になるフォークコラムの症状は、明日BJKさんで訊ねてみることにする。