ロングタームリポート。レインポンチョ購入から2年ということは、当時も京都方面に大被害をもたらした台風が来ていたのを思い出す。
通勤利用で雨でも乗るので、梅雨頃からは常にバッグに持ち歩き。ふだんは短距離なので気にならないが、遠出の際などは持っていくか結構迷う嵩と重さ。最近のモデルは軽量化されたようで気になるところ。
街なかで、ブロンプトンで走っても大丈夫と思える程度の雨量であればポンチョ型で十分。愛車は泥除け装備なので水跳ねもなく、内側の腰紐で巻き上がりもなく快適。
Mハンドルだと乗車中は床屋のケープのような格好になるため、ハンドルからメインフレームにかけてごっそり覆われてブロも濡れなかったりする。その代わり、濡れて到着後のブロ折りたたみ作業は裾の巻き込みや水垂れに気をつかう。
2年経過で目立ったほころびなどはなし。着たままで畳んで濡れた車体を運ぶ事もあり、どうしても裾にちょこちょこと油汚れが付く。干した際に拭いているが、取りきれないものが目立ってきていたり。
首周り。ベルクロのループ側が多少もけもけとしてきたが問題なく。背中のベンチレーションも快適。
信号待ちなどにちょっと首元を開けたい時、構造上裾から手を出しづらいので、内側から操作できるようファスナーのスライダーはリバーシブル型にしてほしいと思う事が何度かあったり。
裏、腕を通すループは片方がどこかで外れて落としてしまい代用品。腰紐もたまに抜け落ちそうになっている時があるので、最初にポジションを合わせたら一針縫い止めてしまうのがいいかも。
腕ループは位置が前傾姿勢の自転車を想定しているせいか、Mハンドルの場合手首あたりで余りが垂れる。一度これがハンドルやブレーキレバーと絡んだことがあり、着用中は手元が見えないのでヒヤッとした場面があった。紐の長さをタイトにすると今度は腕の引っ掛かりが気になってくる為、緩めのドローコードなどに変えたほうがいいのかも…と思いつつ、最近はズボラに親指だけ軽くひっかけて運用していたりする。
フード。セパレートになっているのでヘルメット着用時は外せる。コードを絞ると透明のバイザーが効くので思ったより濡れず快適。なのだが、やはり自転車なので安全確認で首をひねる際などに首の動きに追従できない。メーカーも乗車時は使用しない方向で推奨している感じなので、本格的(?)な乗車の場合はヘルメットや防水帽子をかぶった方が良さそう。
2年の使用感としては、他は知らないのだけれどサイクルポンチョとしては必要十分の性能。脱ぎ着もしやすいので街中での利用はとても便利。
で、自分の場合はブロ輪行を絡めた利用が避けられない訳で、イレギュラーな使用感も…
やはり雨のなか輪行を挟む移動の場面など、収納ポーチがアウトドア志向でタイトすぎるため、一時的に濡れたポンチョを収納することが出来ず困ったり。
巾着型ではなく、ルーズにも使える防水ロールタイプの袋を作り、輪行時に排他使用となる輪行袋の収納と交互に使うと便利そうだなあと考えたり。日帰りが多いのでそこまで天気が読めない場面に合う事がなく、手が動かないのが問題(笑)
雨天に自転車で輪行など、真っ当なサイクリスト諸兄からみればクルマに乗れよと言われそうな用途。なのだけど、パーソナル・トランスポーター、ブロンプトンはこういうヘンな遊びにこだわりたくなるのもまた愉しみ…?
畳んでこうポーチに収まるのが正しい。のだけど
最近は盛大にハミ出すがこっちの畳み方にする事も多い。
ともあれお値段も手頃で、自転車で快適な雨具としては有り難いアイテム。