日本海を右手に眺めながらさらに西へ。年々便利になる幹線から気軽に逸れるのが自転車のいいところ。魅せる海岸線が増え始め、撮っては走りの繰り返し。
日差しは久々の夏のそれなのだけれど、風の冷たさがいいバランスで爽やか。
東浜居組の自動車専用バイパスまでは短いトンネルが多いので、ライトはしばらく点けっぱなしで走るのがラク。
車が皆バイパスへ逸れたあたりの居組、結川沿いの町並みの風情がとても良くて得した気分。
ここからの県境を超える七坂八峠は見るからに厳しそうで覚悟していたのだが、登りつつちらりと覗く水平線がだんだん眼下に降りてゆくので楽しく登ることができた。
県境の峠を超えると広がる東浜の海岸線。
鳥取、自宅からの直線距離は先日の滋賀県までの約2倍あっても隣の県。広いね兵庫県。
東浜海水浴場へちょこっと寄り道。サーファー天国。波乗れ具合を眺めていると、西の方に行くほど上級者なのかしら。
岩美に降りて再びR178と合流。流石に連休中日で車が詰まりだす。県道155方面を走っても交通量はそれなり多く、坂はそれほどでもないのに七坂八峠より気分的にどっと疲れたり。
網代漁港まで降りて休憩。傾きだした陽射しがいい感じ。
さて、砂丘まではあとひと踏ん張り。駟馳山峠を登ってR178からR9へ。眼下には開通したばかりの駟馳山バイパスが流れていた。
で、ここのT字路は自転車的にはちょっと閉口モノ。R178からのアプローチだと、R9の流れの速さとブラインド具合から、二段階右折はかなり危険な道になっている。予め道路右手の歩道に乗って抜けるのが安全だが、歩道も狭いので自転車同士の離合がやりやすいとは言いがたい状態。大金のかかった真新しいバイパスが途端に恨めしい気分に。
峠を超え、歩道伝いに右手、砂丘道路の看板へ抜けると見えてくるらっきょう畑。
砂丘道路に到達。歩道は荒れ放題、路肩はガタガタ、防砂林で砂浜はまだ見えない砂丘道路(笑)だけれど期待は高まる。
(続く)
