2014年のシルバーウィークは山陰海岸を西へ、日本海を眺めながら鳥取砂丘を目指し、自転車道を辿って千代川を智頭まで走ってみる一泊輪行へ。
鈍行を乗り継ぎ香住駅を目指す。城崎温泉駅あたりからスタートすれば兵庫県日本海サイドの端から端までという感じでキリがいいのだが、足的に自信がないので香住駅まで輪行。
朝一番に出発しても香住には昼前という事で、支度に手間取った前日の睡眠不足は十分補えた。
道中はこの夏の豪雨被害の爪痕がぽつぽつと見受けられ、線路脇にちらほら見えるブルーシートが痛々しい。
豊岡駅で最後の乗り換え。新型輪行袋は今のところ特に問題なく役目を果たしてくれた。
到着。Sバッグをたすきがけ、ブロを肩かけで持つとカメラが持てず、ここまでiPhoneで撮影。
まだちょっと蟹には早い香住駅は静か。
香住駅から走り出した理由は、行動食などを仕入れるコンビニが近所にある為と、鎧駅の手前なこと。
宮本輝のファンだったりするので、「海岸列車」に登場する鎧駅には一度訪れてみたかった。
駅でなくまず港まで降りたのだが、ルートへの復路を考えるといきなり心が折れそうな急な坂になってたり。入り江の漁港の周囲、ほとんど崖のような場所に家が建っていて、小説の季節だと厳しい風景が容易に想像できる。
駅に至る集落の中の道を抜ける。特に何の変哲もない無人駅だが、海側にいくつかベンチがあり、海を見ながら何人か座って談笑していたのはやはりファンの舞台探訪だったりするのかしら。
駅舎の山側へは地下道を使って抜ける。いまさっき港から登って来て海抜40mなんだから、いかに急な場所かがよく分かる。脚もよく理解したようで、出だしからぐったり。
鎧を堪能して出発、鉄橋で有名な餘部まで来ると賑やかな感じに。
界隈綺麗になったなあ。今回はコチラはさくっと流す。
R178は交通量も多く、ゆるゆる続く坂がつらい。脇に使えそうな道があれば積極的に乗って走る。が、稲刈りのシーズンだったのでコンバインに引っかかり「あちゃー」となる事も。
しばらく内陸を走り続け、岸田川沿いに走ると浜坂の海岸に出る。うーん流石日本海。色が違う。波が違う。
なんかこの辺りにカフェが出来た話を聞いた覚えがあったので、お昼がてらと思ったのだが勘違いだった。
道中、山陰海岸ジオパーク構想はえらくプッシュされていた気がしたが、自分の理解はあまり進まなかった。
諸寄海岸には日向ぼっこ中のトリの群れ。去年も同じ日に似たようなモノを見ていた。
(続く)
ようこそ、新温泉町へ。
香住から浜坂までの道は、
Bromptonだと結構きつかったでしょう。
カニの季節にも是非お越しくださいo(^-^)
Mt.Rootさん、コメントありがとうございます。
道中は厳しいながらも、気候と景色が最高で楽しめました。
これが過ぎたら美味しい季節になりますね。また是非遊びに行きたいです!