京都の古刹を巡るスタンプラリーの中で、ブロンプトン以前にはまず行かないと思っていたのが「六地蔵巡り」だったりする。場所が全部都の外縁なので、徒歩と電車では面倒だし、かといって車ではどこも止める場所に難儀する立地ばかりと難易度が高かった。で、ブロンプトン。
阪急電車で桂駅まで輪行し、西端の地蔵寺からスタートして山科、四宮の徳林庵を目指す。
地蔵寺の開門は9時からなので少しゆっくり目に出発。8時台のラッシュアワーに被るか心配したが大丈夫だった。
駅からお寺はすぐ。自転車はみな門脇の立看板あたりのスペースに駐輪しているが、辺りは地球ロック不可。桂川街道や桂橋につながる狭い県道沿い、お参りの人待ちの貸切ハイヤーが半端な渋滞を引き起こしているので車で持ち逃げするスキもないだろうと踏んでお座りロックでそそくさとお参りを済ませた。
朝一番でまだ人も少な目だったので、ブロなら畳んで境内、写真右の柵そばに置いてもよかったかもしれない。
お幡を入手して出発準備していると年配のご婦人からお声かけいただく。六地蔵巡りをハイヤーで昨日済ませたそうで、各寺の混雑状況などを伺ったり。自転車は正解よねぇとお墨付きをいただいたり。
渋滞を縫って桂離宮わきから桂川へ。午後からの雨予報が気になる。
先週の豪雨被害も落ち着いたか、穏やかな流れに見える。
生活道路を縫って北上、映画カメラを模した街灯が愉快な大映通り商店街に出て太秦が近い事を知る。
太秦映画村、東映京都撮影所側わきを抜ける。
今日はバスも電車も女性のラッピング車両を多く見かけたり。
ある意味究極のブランド「京都」を以てしても、アニメキャラを使わないと若い人を呼べないものなのかなあ。
辻を間違えて西から源光寺へ。ここも駐輪きつそう。
ここも踏切のせいで半端な渋滞が頻発していた。常盤駅も近く撮影する参拝者の目も多かったので、エイヤっとお座りロックのみでだだっとお参り。境内も狭く所要時間も少ないので、入口の門扉の桟に結えてもいいかも?
一年ぶりに花園界隈を抜け、北野天満宮の脇を走って鞍馬口方面、上善寺へ。地蔵盆がそこここで開かれていて、それぞれ近所のコミュニティが集まっているのを見るのが今となっては新鮮。伝統ってこういう事だよなあ。
上善寺に到着。境内に余裕があるので、万全を期すなら畳んで中に置かせてもらうのがよさそう。
ここまで、どこも参拝の方は多いのだけど、お幡を求める人はそれ程でもない印象だったり。地元の方は地蔵盆がメインぽい。皆お参り慣れてて流れるような所作なので、なんだか不作法な自分がとても気恥ずしい気分になったり(笑)
(続く)