室生山方面は庄屋川沿いを登り、室生公園を抜けて西光寺、芸術の森公園あたりへ抜けると効率がいい感じ。
年配の方に山上方面の駐車場を何度か尋ねられる程度には勾配もあったので、麓から巡回マイクロバスでもあれば便利そうかなと思ったり。
なんて呑気に考えつつ出発しようとルートを確認してみたら、次の仏隆寺へのルートは今まさに降りて来た道だったりして青ざめる。
なんとか登ってきたものの、地蔵堂でたまらず小休止。自宅から持ってきた行動食を補給。この先が更にきつい勾配の筈なので、まあ押し歩きだなあとぼんやり。
出発。ルート作成時にGoogleマップで途切れていて不思議だった道は獣よけの柵だった。道自体はとても綺麗で走りやすい。
さあ来た急勾配。出だしのあたりで地面にiPhoneを置いて傾斜を測ると10度あたり。過去の挑戦で自分の足で登り切れるのは大体8度位の気がする。この奥が更に急になっているので無理せず押して進む。
峠に到達。一転見下ろす風景を眺めて、疲れる訳だと溜息が出る。
下りも急勾配。道端は埃っぽい。上がって来る車が上から確認できるので、ブラインドは注意しつつ豪快に。
駐車場あたりが車と人でごったがえす仏隆寺、千年桜に到着。ブロは駐車場奥の柵などに結えた。
ちょっと曇ってきて残念。自転車で登攀した後の石段は地味に効く…。
良し悪しはともかく、周辺の環境がどんどん整備されている印象。
ここからR369、伊勢本街道へ更に降りるが、桜を離れるまでは人もクルマも多め。
降りて来たあたりの伊豆神社のしだれ桜。このあたり、銘のない桜でもどれも本当に見応えがある。
国道沿いに南下。ツーリング定番ルートなのか伊勢本街道はいつもバイクの集団をよく見かける。FRPモノではなく革モノが多いのは時代だなあ。
とちゅう県道に逸れるあたりで迷いつつも芳野川、宇太水分神社へ。付近の古い町並みの風情がとてもいい。
宇太水分神社、水分(みくまり)桜で話を聞いた事はあったのだけれど訪れるのは初めて。
国宝の本殿など歴史ある境内なのだけれど、子供たちの遊び場になっていたりして活きている施設という感じ。余所から来たカメラ持ちの魑魅魍魎が徘徊するよりは自然な気が。
水の守り神だけあって御手洗は蛙。かわいい。
県道218からストンと神社に来ると桜はなく、境内の方に尋ねると鳥居の先という事で向かってみる。
(続く)