昨日から続いた降ったり止んだりの天気は、ありがたい事に朝食を終えるとすっかり晴れとなった。今回は蒜山から出発し、南の湯原湖を周って蒜山に戻る周回コースを走ってみることにする。
蒜山高原を下って湯原湖へ向かう道は、基本県道322一本きりなので迷う事はない。道中、というか界隈にはコンビニは皆無なので、柳生で痛い目にあったエネルギー不足対策に自宅から補給食と水をバッグに詰めてスタート。
雨に洗われた景色がいちいち美しい。やがて集落も途切れて走りに集中しだすと、お約束のように坂が現れる。峠なのだが、高地側から降りてゆく方なので勾配はゆるやか。
途中に現れるトンネルで峠はピークに。少し急な坂を一気に下れば前半のヤマ場は終了。降りたところの立て札によると、大山みちと呼ばれているらしい。
再び集落が現れ、道ぞいに植えられた花々を愛でながら進むと、飯山城跡の立て札がある交差点。来た道のまま直進すると山を越えて湯原湖手前へショートカットできるようだが、明らかにすごい勾配なのでこちらは通らず、県道沿いに進む。
途中、米子自動車道の高架をくぐる。車で走っている時は全然気づかないのだが、下から見るとスゴイ所を走ってるのね…。
川沿いに進むと、道はだんだんとワインディング味を帯び、やがて湯原湖が見えてくる。道は湖の際でなく、間に結構な厚みの木々がある為、湖が見えそうで見えないのでやきもきする。平日のせいか、ここから湯原ダムまでの道はほとんど貸切状態だが、まれに車が来るのでブラインドコーナーでは注意が必要。道にいがぐりやどんぐりが大量に落ちているので、油断して車線をまたいで避けたりすると危険。
中国地方最大の人造湖だけあって、だんだん飽きてくるほど道は長い。湖が見えなくなったあたりから少し登りがあり、霞ヶ丘森林公園の入口が現れる。どうやら湖のほとりまで降りて行くことができそうな感じだが、今回はパス。トイレあり。
ようやく湯原ダムへ到着。
ダム下に湯原温泉・名湯砂湯が見える。
そばまで来るとゲートも見上げるほど巨大。湖側を覗きこむと吹き上げる風がすごい。
展望台は木が生えすぎて見晴らせなかった(笑)。残念。
このまま道沿いに進むと、下の湯原温泉を飛び越して復路の美作街道へ行ってしまうので、温泉から展望台へ上がる登山道(?)をブロンプトンを押して降りることにする。
結構本格的な高さなので、湯治客でも登ってくるのはまれなようであまり整備されていない。柵もない細い急な道で、苔むしていたりするので慎重に降りる。