有馬三山のひとつ湯槽谷山を飛び越えると、ちょっとしたアトラクション並の急な下りを有馬温泉駅めがけて降りてゆく。
有馬温泉駅を出るとすっかり夏の陽射し。温泉街の狭い道を一回りして金の湯へ向かう。
金の湯そばの交通整理の方に駐輪場を尋ねると、角の坊向かいにある駐車場を紹介してもらった。駐車場入口の係員さんによると、バイク置き場を使用して自転車は一日200円とのこと。(GoogleMap)
「わたしども見てますけども、鍵はかけておいて下さいね」と心強いお言葉。本当に凄い陽射しと暑さの中、愛想よく案内していただいて恐れ入る。
木陰にブロンプトンを駐輪して金の湯へ。脱衣場のロッカーはフレーム付のSバッグが余裕で収まった。
自転車で来た温泉は、かいた汗の分だけ有り難みが違う。フルーツ牛乳の旨さも違った(笑)
温泉を堪能した後は温泉寺などをぶらぶら。もうちょっと回ろうかと思ったが、風が止まってしまったのでお土産を見繕って出発することに。駐車場の係員さんは出る時も愛想よく、ほんといい人だった。
ねね橋から神鉄有馬温泉駅方面を眺める。橋の欄干は触れないほど焼けていた。
太閤橋から有馬街道を抜けて宝塚を目指す。芦有ドライブウェイの料金所までをピークに、船坂の交差点までは登りが続くが、なんとか足はつかずに走れた。船坂山王神社で一休みして、ここから蓬莱峡を一気に駆け下りる。
屏風岩まわりはよく泊まりに来ていた道でもあるので結構すいすいと降りていけたが、轍が深い場所がいくつかあるので気をつけて降りる。Mハンドルのポジションだとエアブレーキ効くかなあと呑気な事を考えたり。
途中、蓬莱峡で撮影してからは生瀬駅まで一気に走る。振動とブレーキングで手がすっかり痺れてしまったが、爽快な走りが楽しめた。
生瀬駅から宝塚大橋まで、川のどちらを走るか迷ったが今回は南側の温泉ルートを選んだ。道幅の割に地元の車が滅茶苦茶に飛ばす道なので印象がよくないのだが、武庫川の眺めはいい。
宝塚大橋。日が長いのでまだまだ明るいものの、連休もそろそろ終わりの雰囲気で人も車も少なくなっていた。ここから武庫川CRを降りて帰路へ。
海側に昇る雲はすっかり夏のそれで、この翌日には梅雨が明けた。
GPSによると全体で30kmほどだったが、輪行含め高低差889mの道程はたっぷり楽しめた。これからの季節に六甲山上の涼しさは魅力だが、坂はちょっとお休みしたい(笑)