ブロンプトンを裏手にある駐車場内の鉄柵に結わえて、うすくち龍野醤油資料館へ。入場料10円。山下摩起氏の作品展示は別館とのことで、まずこちらの館内をぐるり。
揖保川の水や赤穂の塩が良質な原料となり、ここで醤油作りが盛んになったというのはなるほど納得。
この醤油に染まった布が良い味出てた。
街中のあちこちで雛人形を展示して、スタンプラリーなどが催されていた様子。京都とか、古い街のひな祭りは旧暦開催が多い。
そんな街のにぎわいをよそに別館へ。入場料は本館と共通で、いずれにせよ美術館経由で興味を持った自分にとっては破格。
受付の方の話だと氏の作品は100点程所蔵しているらしいのだけど、展示には至ってないらしい。
作品は特に撮影禁止などの注意はなかったのだけど、撮ってしまうのがためらわれて観るに留めた。絵画にこれだけ感銘を受けたのは久々。1時間位観て名残惜しく撤収。四天王寺五重塔や東本願寺の壁画も氏の手によるものだそうで、これはまたブロで出かけなくては。
出発してお土産捜し。佇まいに惹かれて吾妻屋さんへ。醤油つながりで醤油まんじゅうをチョイス。
醤油味の皮の中にあんこが入ったお饅頭。醤油せんべいとかのあの甘醤油っぱい感じ。あんこもしつこくなくて思いのほか上品なお味。
龍野城や龍野公園はまたの機会という事で、観賞の余韻に浸りつつ復路へ。
揖保川の対岸にヒガシマル醤油の現在の工場が見える。資料館の樽から考えると、あの巨大な工場で作られる醤油の量は想像を絶する。
ここからR179、出雲街道を南東へ。これもR2に連絡する界隈の動脈の一つらしく車の通行量と信号づまりが半端ない。次回はもっとくねくね路地を辿ったほうが快適、かつ結局早いのかもしれない。
斑鳩寺に到着。聖徳太子のゆかりだけあってか、加古川で訪れた鶴林寺とよく似た配置のお寺。
町の名前も太子町で、聖徳太子といえば奈良の印象が強いだけに不思議な感じ。
(続く)