落葉のシーズンも終盤、この前交換したばかりと思っていたリアスプロケット周りも既にドロドロ。
気がつけば内装ハブ内からグリスを取っ払ってから3年経過という事で、年末掃除に合わせて分解整備してみる。
(※素人による考察です。参考にせず専門家の指示を仰いでください。)
スナップリングを外してスプロケとスプロケディスクを外す。ここまではすっかり日々のお掃除感覚。
ロックナットと玉押しを外す。やっぱり年一回程度の使用だと買い替える気が起こらず100均工具のまま…。
でもボールリングは専用工具の効果が絶大。
ハブシェルからアクスルを抜く際は元のロックナット位置に印をつけておく。ただペイントマーカーだとクリーナーですぐ剥がれちゃうので、脱脂してテープとか貼った方が良い。
オイル化3年経過の、中身を抜いたハブシェル内部。目に見えて大きなキズなどは見られないが、パーツの摩耗で発生したと思われる細かい塵がオイルに混じった感じ。これがヤスリ化するのを防ぐのがグリスの役目なのかなあとも素人的には発想したり。
内部パーツ群。全体に満遍なくオイルが覆っている感じ。ディグリーザーを噴いてみるとオイル自体が汚れているのでなく、その下に削れた鉄粉の皮膜層が出来ているのがわかる。
内部パーツ洗浄で流れ出した砂鉄。前回の分解時より微粉化された感じ?
純粋に内部摩耗によるものなので、グリスを使うとこれが軽減されて寿命が延びるのかなあ。ただ、グリスの抵抗感が明らかに軽減され軽快になる体験をしてしまうと、この保ちならハブ買い替えコストよりメリットの方を選ぶかなあとも。ロードバイク併用のオーナーさんが外装化を好む理由も納得する。
ハブの洗い油を乾燥させているうちに年末大洗車。タイヤのサイドウォールの反射材の汚れはケミカルスポンジが手っ取り早い事に気づいたり。
年末には交換したいと思っていたブレーキシュー、使用中のswissstopのグリーンは廃盤ということで、電動ブロンプトンにも採用されたブルーのものへ…の前に、一度以前の純正のものに戻して乗り較べてみることに。
8年使って、力のかかる場所なので歪みとか出てシューの着脱に苦労するかと考えるもアッサリ。シューが肉厚に戻ってキャリパーに装着する方が大変だったり。
シュー自体はブレーキレバーの引きしろが変わる以外は効き目に変わりなし。クルマ同様、ブレーキ性能自体は峠から高速に駆け下りるとかでもないとシュー性能の違いは現れない感じなので純正でも不満はないのだけれど、雨天帰宅時の汚れ具合でSwissStop製品かなあと。青いシューもそこが気がかり。
洗い終わった内装パーツ。クラッチの5速時に接触する底(?)のあたり以外は、どこも手で触るとカドが取れた感触に。
ドライバーのベアリング・リテーナーは前よりさらに保持力が落ちた様子で、グリスがないと鋼球がポロポロ。他にギアリングのパウル片側が少し凸凹とした減りになっており、これは交換した方が良いのかも。幸いここはスターメーアーチャー製品なので、ブロ純正パーツと違い海外から入手が容易なのは助かる。
さて、ここからグレサージュを吹き吹き組み直し。左右の玉押し具合とアクスル、ハブシェルのセンターの調整が毎度大変。振れ取り台みたいなものがあればチェックしやすいのだろうけど、ないと都度ブロに装着して確かめては外して調整…でオイルまみれに(なので写真が撮れない…)。幸い(?)、今回は調整2回、着脱3回程度で済み、そのまま20kmほど試走してもブレーキも変速も全く触らずで快適だったので逆に驚き。
今年もラストスパート、年末にあと一度どこか輪行できたらいいなあ。
ご無沙汰してます。
SRFの中のオイルってブロンプトンのショップも言ってましたが
ブロンプトン純正オイルの販売も無くて難しいみたいですねー
ヒデタケさん、ご無沙汰してます。コメントありがとうございます。
そういえば純正品はグリスしかないんですね。メンテフリー的イメージの内装ギアには正解な気もします。
でも玉押しの調整が少々面倒な事さえ我慢すれば、もうオイル化から戻れる気がしません…軽い…
ご無沙汰してます。
SRFの中のオイルってブロンプトンのショップも言ってましたが
ブロンプトン純正オイルの販売も無くて難しいみたいですねー