しばらく地図を見ながら考え、水処理場まで300m位を乗り越えれば舗装路が続くと踏んで押し歩くことに。
安全柵や階段など、山道としてはかなり整備されている方なので、ジーパンにスニーカーなんて非常識な格好でもサドルを肩にかけるスタイルで進む事はできた。ただ、他のハイカーさんとの往来もあるので畳んでスリングや背負子装備でない限りは二度とやらない。
道が整っているせいか、ハイカーさんよりはトレイルランの人を多く見かけた。
ランのお姉さん、ブロを担いだ格好を見て「キャノンの練習ですか?」そ、その発想はなかった…!(笑)
処理場へたどり着くと予想どおり舗装路になっていて胸をなでおろす。
道の広さとともに心の余裕もできて、新緑と
木漏れ日にからっとした風でほんとうに心地よい。
烏原村の遺構が見え始めると、見覚えのある古い神戸の水道施設。
そんなこんなで、何とか烏原貯水池に到着。よかった。
ちょこちょこゴミが浮いているのは残念だけど水は綺麗。
銘板の和洋折衷(?)具合が現代よりハイカラな感じで、「お洒落」の本質を見失った感のある現代の神戸について考えさせられたり?
20世紀初頭のダム、先程の石井ダムと見較べる事ができてとても面白かったり。
堪能。ペダルを踏むより押し歩く時間のほうが長かったけれど、たまにはこういうのも楽しい。
勾配が落ち着くまでは落ち葉の散乱するコンクリ舗装なので、ここもしばらく押し歩きで。
麓の神戸市街はランチタイム。海から山まで、半日で意外と濃い体験を楽しめた。