LTR:保護テープとよもやま2

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(その1から続く)

Brompton 車体右側前方

車体右側前方。
やはりヒンジ付近のケーブルが這う場所のダメージが大きい。以前はフロントフォークのサイコンのセンサー取り付け周りにもテープを貼っていたが、現在のセンサーはゴム巻きなのでキズの心配がない。

Brompton メインヒンジ右側前方

ヒンジ前方、フロントブレーキのケーブル箇所。現在のものは2枚目、BBシェル部のテープに続いてヨレの大きい箇所。
最初ここのテープがヨレるのは意外な気がしたが、折り畳み時のケーブルの具合を追ってみると成る程過酷な曲がり具合。ケーブルガイドに押さえられて結構なテンションでフレームを擦っていることがわかる。

Brompton メインヒンジ右側後方

ヒンジ後方。リアヒンジ箇所で一度アウターワイヤーが裂けた経験などから愛車のシフトケーブルは通常よりやや柔らかいものを使っているが、それでもテープ側には一ヶ所黒く色移りするほどの擦れがある。お座り時など思ったより前後に動くケーブルに合わせ、テープはヒンジから7.5cmの長さでカット。それなり大きい写真だとテカりで目立つ。

Brompton メインヒンジ

テープを貼れないヒンジパーツの角が遂に剥げてきた。
以前、ケーブルの要所に巻くタイプの保護アイテムを見かけて検討した事があったのだが、この記事の通り折り畳みによる擦過箇所が普通の自転車とは比較にならないほど多かったのでやめた。が、この辺りだけに導入するのはアリなのかも。

Brompton 車体右側後方

車体後方右側。ほぼ何らかのケーブルと接触する部分のキズを保護している。

Brompton シートチューブ右側

チェーンリング裏側のシートチューブ。前のケーブルガイド、後のリア三角ピラーでここにテンションをかけられており、リア三角のスイング(お座り)でケーブルが結構な幅で縦の擦過を起こす。テープにキズはないが写真の通り少しヨレが発生していた。ズボラなやり方だと大変貼りにくい箇所。

Brompton リア三角右側

リア三角右側。5速のせいか、変速時に踏力を抜く内装変速、走行中の変速で一瞬メカが固まる事がたまにある(極端な例)。テンショナーがチェーンのたるみを吸収してくれるまでの一瞬、チェーンがリア三角を叩いた結果が変速テープ前後の艶消し具合に表れている。
テープはこの対策ではなく、折り畳み時のフロント・フックをかける場所の保護に貼ってあるものなのだが、テープ表面の艶具合から耐久性の高さがわかる。

Brompton Fフック接続箇所

同箇所の裏、折り畳みで前輪フックのかかる側。テープの艶の歪みから接触によるキズが確認できる(艶の歪みのない部分はテープ下のタッチアップ等の凸凹による気泡)。2年でこの程度、まだまだテープを貫通する気配はない。

Brompton リア三角右側

シフトワイヤーが暴れてタッチアップした箇所を保護。こちらもテープ下の気泡が見えるが、テープのキズではない。

Brompton お座り後方

最後にお座り時、リアへのケーブルが曲げられてリアヒンジに触れる箇所。

Brompton リアヒンジ

ブロンプトンの折り畳みは細部を見ればみるほど驚く設計になっていて、計算された長さのブレーキ・アウターケーブルはここに掛かることでフワフワと遊ばなくなり、インナーケーブルはテンションがかかってリアブレーキを引き、収納されたホイールを固定する。
それらの機能の負担がこの箇所の塗装にかかってしまうのだが、貼り付けたテープもまた完璧な仕事をしてくれている。

以上、2年使ってみて、ヨレを除けばヘリコプターテープの保護性能は抜群と感じた。やや肉厚で艶があるので、ペタペタ貼りまくると面積によっては目立つあたりが好みの分かれるところなのと、なにより高級生地もお辞儀する価格がお薦めしづらい点だろうか。
自分が購入したのは30cm幅×1m長のカット売りを行っているショップのもので、このうち2年で使用した量は全部で5cm長程度(笑)
ブロ乗りさん同士で共同購入すれば、コスパ的にそれほど悪くない価格になると思うのだけど。

3M(スリーエム) スコッチ ポリウレタン保護テープ 304mm×長さ1m単位切り売り [8671]

Brompton ヘッドチューブ

Brompton リアヒンジ付近

洗車していると、テープを貼りづらい箇所にもぽつぽつと塗装剥げが見られたり。

タイヤパンク

で、洗車を終えてホイールを付け直し、メンテスタンドを拭いていたらまさかの後輪パンク。タイヤ換えたばっかりなのに。

タイヤチューブ パッチ寿命

原因は老朽パッチからの空気もれ。やはり頻繁にチューブをしぼませると覿面(と言ってもかなりの回数保った)。今回の洗車では前輪側はブレーキシューを外して空気を抜かず取り外したため、同様のパンクを免れた模様。次回の洗車あたりには来るかも…。

後輪チューブ交換時間

せっかくなのでチューブ交換時間を測ってみた。たまに計測しておくと、旅先でのトラブルマージンが計算できて助かるかも。

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