BromptonJunction Kobeさんで行われた、BROOKSケア&メンテナンス・ワークショップへ参加。
ドタバタして、結構ギリギリの時間で電車へ飛び込み
お昼前の
参加者でぎゅうぎゅうのBJK地下へ。BROOKSのロゴが入った一枚革エプロン(!)が超羨ましい講師のナカザトさんの説明で、BROOKS社の歴史や工場風景などの映像を見たり。最近話題なゴムサドルのカンビウムは大昔に構想されていたものだったそうで、モールトン博士のラバーコーンとか、イギリス人てゴム好きなんだなあとか思ったり。
革サドル裏のシリアルNo.や製造年の刻印などの薀蓄話は、前にM&Mさんで教えていただいた内容などで知っていたのがびっくりした。他にも製品のリベットの緑青の出方で英国からの輸送経路の違いが現れるとか、クタクタになった革を3000番(!)ペーパーで復活させたサドル現物とか、時間を忘れる面白い内容だった。
メンテナンスについてのお話では、ケア用のオイルに純正のProofideを推す理由、(靴用など)一般の製品は成分由来が定かでないから。というのは、革細工で素材をぐにょぐにょにした経験から得心がいったり(笑)
BROOKSユーザーなら誰もが気になるであろうオイルの裏塗り問題は、現行の製品は塗らない方向で推奨しているのだそう。革が分厚かった頃のビンテージ製品などは硬くて表裏ベタベタにオイルケアしないと慣らしが終わらなかったそうなのだけど、現在は狂牛病問題の影響で長生きできる牛がおらず、そこまで育った強い皮が入手できないのだとか。この辺りは製品ラインナップにも表れているそうで、話を伺ってから見ると、成程。
後半は質疑応答とか参加者のサドルを使ってのケア実演とか。自分のものはこの前ケアしたばかりなので、他の方のものを見学。最近装着したとか、まだユーザーでない参加者が意外にも多く、気にはなるけど重い痛いという噂が気になって…ということらしい。オイル裏塗りの逸話のように、創業150年のメーカーがワークショップを催く理由もなんとなく分かったような。
参加記念にノベルティのバッグと、補修用のリベットのサンプルがいただけたりして嬉しい。経年でリベットが壊れた場合、元が銅、鉄に関わらずこの銅リベットで補修するのだそう。一つだけ銅になったサドルを想像していいなと思うのはすっかりイメージ戦略にハマった気がしないでもない(笑)
併せて150周年記念モデルの紹介カードなど。カラーリング、グレーのフレームにフォークやリアの白がゲートルを履いているように見えて好み。入荷数はかなりシビアそう。
その後ぐるっと店内を見回すとBROOKSの新しいインフレーターが入荷していて、あわや(笑)。気圧計にコンパスまで付いているのが個人的に大変ツボ。
そんな訳でワークショップも終了してぽつぽつ解散。サドルはとりわけ思い入れのあるパーツなので色々知ることが出来て有意義だった。
BJKを出発して、午後からの予報だった雨ももう少し保ちそうなので自走で桜スポットを見て回りつつ。海側はもう葉が出ていたり、山側は酔客で一杯だったりでどこも満開。
御影の
お隣