トンネルを抜けると
川沿いに西へ走ると大桜の案内がぽつぽつ現れる。この季節、大桜へ至る手前の駐車場への道は一方通行で案内されている様子。実際に登ってみたところ、逆走ルートは物凄い激坂なので自転車もこの案内に従った方が良い。
この辺りからいよいよ坂に。GPSによると平均7.5%程度、46-13T、終始1/5速で自分が足つきなく登りきれるギリギリの坂といった感じ。
ブロは駐車場わきの休憩ベンチに結わえた。駐車場界隈は警察官を含め交通整理スタッフの方が多数居られるので、目立つ自転車ならそれなり安心できそう。トイレあり。臨時の売店なども出ていた。
少し休憩ののち、Sバッグをたすき掛けして小登山へ。苔が綺麗に生えたガレ場なので、推奨のスニーカーよりもうちょっとしっかりしたソールの靴の方が良さそう。麓で無料の杖も借しだされていた。
道中、元は養蚕の桑畑用の石垣にスギが植えられた森になっていて鬱蒼としている。そこを抜けた広場の斜面を見上げると、東山魁夷の絵の様にぼんやり輝く桜がぽつぽつと見えてくる。
桜の手前には小さな花をつけた低い木も。なんだろ。(ミツマタ?)
で、
1688年の文献に出てくる程古い桜。木の周りの足場など、約50年ほど前からの衰えを回復する作業中なのだとか。小ぶりで可愛い花。全体ではまだまだ2分咲きといったところ。
花咲かじいさんがまたがって灰を蒔いたら絵になりそうな枝ぶり。樹冠は南北21.1m、東西14.4mなのだそう。
結構な山の上なので雲の流れが速く、みるみる曇ってきたのが残念。
屋根付きベンチで休憩。自転車と登山でへとへとな身体に、駐車場の売店で買った桜餅を補給。大福っぽい見た目だけどしっかり桜餅で、風味も良くてとても美味しい。
再び撮影。離れたり近寄ったり。
(続く)