おれんじホープ号で愛媛へ

1,534 days elapsed.

春過ぎにニュースで知った愛媛えひめのサイクリング旅行券、軽い気持ちで応募してみたら当たったりして。自転車に乗り出してから兎に角よく耳にするしまなみ海道、夏やシルバーウィークには間に合わなかったものの、なんとか秋の爽やかなシーズンに滑り込みで走ってみることに。

六甲大橋からフェリーバース
六甲大橋からフェリーバース

オレンジフェリーで輪行、船中一泊で四国へ。本来は大阪南港なんこうから旅客向け(?)のフェリー東予とうよ港へ向かうのがセオリーぽいのだが、出航時間が合わず深夜の六甲ろっこうアイランド発おれんじホープ号を利用する。深夜でも自転車なのでフェリーバースまでのアクセスは問題なく。道中のコンビニでおやつなど買って向かう。

オレンジフェリー 六甲アイランドフェリーターミナル

ナトリウム灯の下で慌ただしくトレーラーが行き交う0時過ぎのターミナルへ。あらかじめ電話予約しておいた番号を事務の方へ告げて乗船券を購入。出航間際にバスで乗り込みなのでお待ち下さいとの事で、待合室で輪行準備。
他に乗客が来る気配もなく、待合室にぽつねんと一人(笑)。続々積み込まれるコンテナの、その体躯を感じさせない軽やかなトレーラーさばきを見物。ああ、コンテナだけ積んでトレーラーは降りちゃうので、船内はドライバーさんもいない訳か!

おれんじホープ 船内
おれんじホープ 船内

貨物も積み終わった最後にワゴンが待合室前にやってきて、カーゴにブロを載せたのちリアシートへ乗って乗船。乗客が少ないので、トレーラー用のタラップからカーフェリーのように乗り込むのは合理的。
船内エレベーターで第四甲板、受付で案内を受けて二等室へ。

おれんじホープ 二等室
おれんじホープ 二等室
おれんじホープ 二等寝台
おれんじホープ 2等寝台

二等でも一室8部屋の個室になっているのが高級感ある。施錠はできないがブロを置いておけるので安心感…といっても結局乗客は自分入れて二人なのだけど。

深夜の明石海峡大橋を下から

荷物を部屋に置いているうちにサクサクと出航。デッキに出ると暗闇の向こうの神戸の灯が美しく。播磨灘はりまなだの真ん中に出ると星空も綺麗で、極大は過ぎたもののオリオン座流星群もたくさん見れたり。
夜の明石あかし大橋を撮影してみたが、船の速度もあって自分の腕ではこれが精一杯。徹夜になるので瀬戸せと大橋は見れず(笑)

2015102307

個室へ戻って就寝。ベッドや枕はシーツが洗いたてで問題なく。道中、スマホは4G圏の際で、頻繁に3Gと切り替わるので却って遅くなったり。コンセントは蛍光灯下に1つある。
船の揺れは横たわると結構わかる。もちろん機関音などもあるが、大体どこでも眠れる人なので特に気にもならず、ぐっすり。

おれんじホープ

起床。すっかり夜明けが遅く、白んでもまだ星が見えたり。船旅いいな。

おれんじホープ 船内
おれんじホープ 船内

到着までに船内うろうろ。浴室も貴重品ロッカーがあり、ボディソープやドライヤーなど設置されている。ので、タオルさえあればさっぱり四国へ上陸できそう。

播磨灘 夜明け

おれんじホープ

いいお天気。

新居浜東港

新居浜東にいはまひがし港へ到着。マイ・ブロンプトン、愛媛県初上陸かな?

新居浜東港フェリーターミナル

下船もエレベーター前で呼ばれるまで待機ののち、再びワゴンに乗り込んでフェリーターミナル前まで送っていただいた。ただフェリーターミナル自体はまだ開いてなかったり。ドライバーの方にうかがうと、神戸航路は自転車の旅客は比較的多いのだけど、(時間帯とか)何分不便でねぇと苦笑いされていた。

おれんじホープ号
おれんじホープ号

ほぼ貸し切りで深夜の船旅など、個人的には年甲斐もなくときめいた。今回はここから今治方面へ向かうけれど、次は香川かがわ高松たかまつ方面に行く旅などを計画してまた利用してみたいなあと思ったり。
(続く)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です