先日、走行距離が8,000kmに達したマイ・ブロンプトン。オーナーズマニュアルによると、アルミ系の消耗部品の定期交換をこのタイミングで行うよう記載されている。のだが、該当するパーツのほとんどは既にサードパーティ品などに交換していたりする。
で、唯一残っているのが純正ペダル。ビンディング対応や評価の高いメーカーのペダルへの換装記事などをよく拝見して興味はあったものの、純正左ペダルの折りたたみ構造の収まりが捨てきれず、交換せずにきた。
要のパーツでもあるので、今回初めてメンテに挑戦してみる。
ペダル自体の取り外しは以前にもやったので問題なくとれた。
右ペダル、2011年式。現行モデルのものとはアルミのスパイク形状が違う。こっちは凹でマイルドな印象?
ペダルの軸を見るためにアルミ部分を分解。ネジを緩めると、3年経過のCATEYE製リフレクターがパキパキ鳴って、端の部分が割れ落ちてしまった。
ペダル本体(?)のエンドキャップをこじって外す。グリスはまだ結構残っていた。
ロックナットは9mm、玉押しは11mm12mmのソケットレンチで外す。ラスペネを吹き吹き力を込めたが固かった…。
軸を抜くと、鋼球と一緒に垂れるグリスが綺麗なラメ入りになっていて駄目な感じ。スピンドル根元のゴムシールは意外と健康だった。
クランク側鋼球。13個。1/3位の表面がゴリゴリになっていた。
ペダル端側鋼球。13個。ほぼ全ての球の表面にキズや剥離。
ペダル軸。虫食い発生。
一番驚いたのが玉押し。やはり踏力を受けて歪むので溝の片減りがひどい。8,000kmノーメンテでこんな感じ。
各カップ。鋼球から剥離した破片のせいか、横一文字に深い溝が彫られていたり。
後日交換するという事で、とりあえず洗浄だけしてグリスアップして組み立て。玉押しが共回りするのでロックナットの調整が難しかった。
リフレクター端、割れてしまったので空いてしまっているが、とりあえず問題なしという事にして再装着。
左ペダルも取り外し。テーパーのところの赤い汚れはサビだろうか。
せっかくなのでシールを剥がす。シールのゴム端はもう結構傷んで裂けていたり。内部のグリスはまだ綺麗に残っていて、クリーナーを噴いても特に気になる汚れは出なかった。再度グリスアップして装着。逆ネジなので反時計回りに締めるのを忘れていて一寸悩んだ(笑)
組み付けて試走。右ペダル内部の惨状を見た後で意識して踏んでみても違和感はあまり感じなくて、自分の足には純正ペダルで充分かなあというのを再認識してしまったり?