台風で当初のルートと正反対になってしまったので、ガスっている寒霞渓はあきらめて島の南側を走り、瀬戸内トリエンナーレの気になる作品を巡るコースを辿ってみる。
R436を西へ。内海湾が綺麗だがあいにくの曇り空。阿弥陀寺の脇を登ってオリーブ公園へ北から向かう。
途中、オリーブの手入れをしていた方に風車の位置を尋ねると、とても丁寧に教えていただいた。
夏の青空ならさぞかし綺麗なんだろうなあという景色が続く。明日は台風通過で終日雨の予報なので、それよりましと思うしかない。
オリーブの森を下ってギリシャ風車へ。道は粗い石畳なので押して歩く。
オリーブ園の竹生交差点を南へ折れて県道251へ。海岸線沿いに岬をぐるりと周る。
よく整備されている割に車の量はとても少ない道で爽快に走る。
途中の大嶽洞門、何でもないトンネルなのだけれど、分離帯の花壇がよく整備されていて綺麗なのと、最外周の歩道は車道側から漏れる冷気がヒンヤリとしていて気持ちのいいスポットになっていたり。思わず海を見ながらしばし休憩。
少し陽が射したせいか、テトラポッドに大量の海鳥が日向ぼっこしていた。
岬南端の手前を西に突っ切って反対側へ。坂を一つ越えて下りきった所で目当ての展示「神様のおなら跡」に到着。紹介の写真では借景の池田湾がとても綺麗な場所で惹かれた。実際とても穏やかな美しい湾だった。
おなら発生装置の展示。さしづめ御神体といったところ?(笑)
浜に降りてみる。素晴らしい場所。
島の中心側へ戻る。踏みごたえはあるけれども足が付く程ではない、ブロンプトン向けの勾配が続く。中腹から、先ほどの浜が霞んで見える。
遍路道にもなっていて、峠付近には風穴庵という無人の札所があったりした。時々車線が1本になっていて、まれに観光らしき車も走ってくるので慎重に進む。
(続く)