石段を登りきると大講堂に出る。写真を撮った一瞬のみ雨脚が強くなったものの、その後はぴたりと止んでまさに山の天気といった感じ。
講堂を過ぎると綺麗な源平桃に目を奪われる。あたりは結構な混雑っぷりで、テントや屋台なども出ていたので何か行事をやっていた模様。
根本中堂。何やら親子連れが沢山集まっていて、奥には紅白のテントなどもあり地域のお祭りっぽい雰囲気。
混雑を避けて車利用者の参道方面へ。様々な色のシャクナゲがまっ盛りで、こちらを目当てに訪れた人もいた様子。
駐車場前の仁王門と枝垂れ桜。観光バスなども止まっている大駐車場を見ると、なんで自転車排斥されてるのかなあと思ったり。
今日は終始こんな風。雲の流れも速い速い。
堪能して来た道を下山。とちゅう、謎の朽ち果てた郵便ポストが気になってパシャリ。
風向きが変わったのか、降りるほど寒くなるという珍しい体験をしながら山道をえっちらおっちら。
ブロは無事に留守番していた様子。支度を色々整えて清水寺を後にする。
ここから東へ県道141に合流するまでは軽快な下り、その後しばらく平坦な道を抜けて陶の郷を目指すが、道路わきに窯元の看板が見え出したあたりからポツリポツリと雨粒、あれよあれよと結構な降りに。慌てて道路わきでナビやらカメラやらをバッグへ。昨年降られたのもこのすぐそばだったが、呪われてるのかしら。
陶の郷の駐車場に到着すると嫌がらせのように雨は止み、とりあえず半防水の上着と車体の雨を拭いて昼食へ。駐輪は写真のように街灯に結わえた。
レストラン獅子銀さんへ。お昼どきも過ぎていたので空いており、窓際でお茶をいただき人心地。例によって写真撮る前に食べてしまったが、牛とろろ飯旨かった。
食後は黒豆コーヒー。黒豆ココアはよく飲んでいたがこちらは初めて。エキゾチックな風味だけど思っていたよりクリアで美味しい。
さすが器はみな丹波焼。また降りだした雨の景色を眺めながら、これがいい土を生む要因なのかなあとカップを眺めたりする。
雨雲も過ぎたので窯元横丁へ。普段使いが楽しいちょっと素敵で手頃な食器がずらり並ぶが、どの窯元の棚にも大抵ビールカップがあったり。色々買い込む奥様の横で、ここまで運転手を務めた旦那さんがそっとひと品選ぶのかなあとお客さんウォッチしたりして。
自分も飲兵衛さんにお土産で一品選んでみた。道中割れませんように。
陶の郷をあとにして古市駅へ。雨が抜けたせいで景色が綺麗になったが、その分風も冷たさを増して凍えながら走る。
駅までは緩い登りがずっと続く。清水寺登山の疲れが脚にきたのか、普段なら何でもない坂がとても辛く感じた。身体には自覚がないせいで、しばらく本気でブロがどこか壊れたのかと疑ったほど。
上小野原の交差点、R372沿いの陶器の十二支を撮影する為に脚を伸ばして攣りだした事でようやく疲労を自覚。気休めのサプリと水分を補給して最後の登りを越える。
無人の古市駅で凍えながら列車待ち。春らしくない天気に悩まされた一日だったものの、やっぱりブロンプトンで走っているのは楽しい。