またもや雨に見舞われた週末、なんとか日曜の朝には止むという事で出かけることにする。
JR福知山線三田駅から東条湖を抜け、播州清水寺に登って立杭焼の陶の郷への定番コース。
今回、輪行用にIC乗車券を契約し、生まれて初めてタッチで改札をくぐってみた。ブロを引っ張りながらだと、やっぱり手間いらずで便利だなあ。
三田駅前で朝食を済ませて東条湖へ向かう。この時期にしてはちょっと暑すぎるかなという格好で出発したが、耳が千切れそうな寒さと北風で全くの杞憂だった。
灌漑用水わき農道をしばらく進んだあと、県道に戻るといきなりの登り。有馬高原病院あたりのピークまでもくもくと踏む。
普段ならここから爽快な下りのハズなのだが、北風が進路の向かい風となってSバッグとMハンドルのポジションでは全然進まない。押し戻されるんじゃないかと思う位。
しばらく走るとようやく日が射し始め、耳の痛みもおさまりだす。が、逆風なのは相変わらずでだいぶキツい。東条湖への勾配も短いが厳しく、湖面が見えた頃には心拍計欲しいと思う程の心臓でゴールした。
まだ店舗が開店する前の時間だったので辺りは静か。天気もすっかり良くなった。
そのまま登っておもちゃ王国前。おもちゃ王国、名前からもっと小ぢんまりとした施設なのかと思っていたが、大型アトラクションもあって東条湖ランドと変わらない施設だった…東条湖ランドの時代以来って何年ぶりなんだ。
写真を撮っているとちょうど開園となったようで、一斉に音楽や機械音が響き始めるのを聴きながら通過。
清水寺を目指すが道中思っていたよりアップダウンがきつかった。ルート作成は道順より勾配の方が重要と気づきつつある自転車生活600日あたり。
どこも八重桜とヤマザクラが満開。せめて風がなければ。
県道311へ合流してからのつらい登りをなんとか越えて清水寺入り口へ到着。
自転車が通れない事は聞いていたので手前の登山口わきへブロを結わえる。どのみち地図を読むと自分では押し歩きになりそうな勾配なのでこの方がありがたい。Sバッグを背負って山登りへ。
雨上がりなのでもう少しぬかるんでいるかと思ったが、水もなくしっかりした道だった。中盤あたりから岩肌が露出し始めるが、おおむね歩きやすいハイキングコース。「丁」単位で彫られた石の道標が歴史を感じさせる。
山の天気、木漏れ日と霧雨がぐるぐる変わる中を登っていく。
稚児岩や休憩所が見えてくると登山道も終わり、「法華山」の立派な石碑が現れる。石碑の指のアイコンは当時としては新しそうで、今見るとかわいい。
ここから石段を少し登ってゴールなのだが、雨上がりの苔生した石段に手すりがなしというのはかなり気を使う。ここまでの17丁の道のりより疲れてしまった(笑)