春の次は梅雨空の気配。で、初っ端から2日連続で降られたり。
本格的なシーズンの前に各部の注油をしておこうと思い立ち、自分用潤滑箇所のまとめを作っておく。
最新のマニュアルでは潤滑についての詳細な記載がない為、Bromptonサイトのリニューアル前に入手した2002年SRAM 3/6速版マニュアルを参考にした。ので、「おや?」と思う箇所もあったりするけれどとりあえず。
マニュアルは潤滑について、特に記載がない場合はオイルよりもグリスを使用することとある。注油頻度を5段階で表記しており、1が「つねに」、5が「たまに」の表示で、3は4,000miles(約6,400km)、または1年となっている。
(追記:英語用2010年2月版のオーナーズマニュアルの記載でも内容を再確認)
チェーンは当然ながら1。他にリムダイナモのラッチが1。
チェーンテンショナー・アイドラーウィールは2。標準装備の軸受の場合なので、写真のボールベアリング仕様プーリーの場合はぐっと注油頻度は下がりそう。
ヒンジのオイルにはだいたいフィニッシュラインのドライを垂らしているのだが、塗装を侵さないかが気になってたり。メインヒンジ側は写真のように上側に一部塗装の剥離がある(下側は汚れ)のだが、ハンドルヒンジ側の塗装は今のところ綺麗なのでオイル由来の剥離ではないと思って使用している。攻撃性のない事を明記しているsuper lubeのオイルや植物性のグリーンオイルとかなら安心なのかな?
クランプは内側に薄く、ボルトとワッシャにも塗る。
意外な箇所、サスペンションブロックの「ボルト頭の裏」。サスの収縮時にたるんだ軸とリア三角が接触するので言われてみれば納得の箇所なのだが、2011年仕様の車体だとこちらはボルトではなくナットになっていたり。とりあえずナット裏にチョイチョイとグリス。頻度も2なので、これからはもうちょっとマメにしてみる。
フロントハブは3。こちらも愛車はプーリーと同様シールドベアリングのものを使用中なので頻度は低そう。洗車時スキュアーにグリスを塗った位で、今のところ軸受側を触った事はなし。
ブレーキスピンドル、前後ブレーキとも3。幸か不幸か今年1月のトラブルで前ブレーキを分解した際にグリスアップしたが、ここも表示される頻度ほどは注油した覚えはない。ブロのブレーキはマニュアル発行当時より変更されているらしいので、今は「3」ではないのかもしれない。
ギアインジケーターは3。ハブ入口部のチェーンとアジャスター・スレッドとあるので、部品の接触する処にフィニッシュラインのウェットを一滴垂らしている。
フォールディングペダル・ピボット・スピンドルは3。そういえば忘れがちな折り畳み機構側の軸の潤滑。
シートクランプ・クイックリリース、3。これも現行と仕様が変わっているのか、マニュアルには「オイルのみ」とある。大丈夫だと思うのでグリスアップにする。
シートピラーは潤滑禁止。たまに乾拭きしてやると気持ちよく伸びて嬉しい。
(追記:カークリーム等で拭いてやるのはOKだそうです)
ヘッドセット、4。頻度4以上はメンテナンスの難易度が上がる様子。今のところ以前のメンテで問題なく。
リアヒンジ、4。ここはお座りさせると簡単。まず10,000マイル(約16,000km)か2年で、その後は適宜注油。
チェーンテンショナー・ピボット・スピンドル。そういえばここも必要だった。ので、早速開けてみたところ、標準プーリーと同様の軸受構造。潤滑は綺麗に枯れていたのでグリスアップ。
アーム側のスプリング端を基部側の凹に引っかけて締めるだけなので、テンショナー自体をチェーンと組むよりははるかに楽な分解/組み立てだったり。
内装ハブは唯一の5。サービスのみ。とあるのでショップに任せるべき箇所。
頻度の具体的な間隔は走行量による感じだけれど、今の自分の走行量なら、頻度5は10年スパンでも大丈夫そうな?
BBやローラー(コロコロ)あたりについての記述がないのが不思議な印象もあるが、基本的な目安が記載されているのは素人メンテには有難い。2002年当時のマニュアルという事で、ブロの細かな改良も伺う事もできたり。
梅雨本番に備えて、しっかり耐水オイルメンテしておきたいところ。