正倉院展に行く事になり、お昼からの待ち合わせ前にちょこっとポタリング。
コースガイド本「新版 京都・奈良・琵琶湖自転車散歩」の11番を下見してみる。
例によって近鉄奈良駅まで輪行、ホームのあるB1Fフロア北側の500円ロッカーにブロンプトンが収まる事を確認してからJR奈良へ。輪行の車中からも感じた普段より多い人出も、JR奈良駅西側まで来ると途端にまったりする。
万一時間が押した時の為、紹介ルートを逆に辿って出発。佐保川沿いの緑はうっすら紅葉をはじめていた。
法華寺まで来ると途端にのんびりとした風情の道になる。今回は時間的に施設は全部素通り。
法華寺から平城京跡へ入るまでの、宇奈太理坐高御魂神社沿いの短い道が今回のお気に入り。ハイキングか何かのイベントコースだったようで、リュックを背負った歩行者が多めだったものの、木漏れ日の遊歩道をのんびり走るのはとても心地良い。
建部門。まだ両脇に足場が立っていた。門の内側から見える現代の奈良の風景のギャップが凄い。
第一次大極殿。今日は走っていると秋の空気が気持ちいいのだが、止まると来週には11月なのが信じられない陽気。
ウワサ(?)の大極殿南門前の舗装工事はもう始まっているようで、自転車で訪れた身としては色々と考えさせられる。
平城京跡を西に抜けて西の京自転車道へ。R308以北は民家沿いのせいなのか、自転車が避けるスペースもないこの幅に軽自動車が乗り込んで走ってくるのが驚いた。
唐招提寺と薬師寺をすっとばして南下。解体修理中の薬師寺東塔の足場だけが自転車道から見えた。
九条橋を渡って東へ折れ、奈良駅へ折り返す。橋を渡ってすぐの植村養魚場の金魚の養殖池が思わぬ見もの。結構な広さの池が一面金魚!
思わず辺りにポイ売り場があるんじゃないかと探してしまう程だった(笑)。
ここから再び佐保川沿いを走って北上するが、この川沿いの狭い道は近隣の抜け道になっているらしく、交通量が多めで流れも速いのに加え、想定以上の交通量のせいか路肩が崩れて酷い悪路になっている。ガイド本は2012年3月発行だが特に注記もないが、特に観るものもないようなので迂回ルートを探した方が小径車には快適そう。
あとは生活道路を抜けてひたすら北上、JR奈良駅を抜けて近鉄奈良駅へ戻った。
出発前に確認したロッカーはお昼前には満杯になっており(当然か…)、駅そばの奈良市立駐輪場中筋自転車駐車場へ預ける事にした。係の人に一時預かりをお願いすると、施錠が前提との事。「止め方がちょっと特殊なんです」とお座りさせてみると、「たまにその自転車の方が見えられるんですよ」と詰所の前に置かせていただけた。後払い一日120円。
今年の正倉院展は瑠璃の色と布の赤が印象的だった。
今回はこちらがメインだったので、フレームバッグは持たずにメッセンジャーバッグを背負っての輪行だったが、L仕様ブロンプトンだと引っ張りにくいのと、自作輪行カバーがサドル押しできない形状だったので駅構内での取り回しに苦戦した。どこでも使いたくなる自転車だけに、カイゼンしたくなる点も多くて悩ましい。