磯宮八幡神社から西へ、県道77号を通って妻入商家群へ入る。道中はそれなりに車も多く速度は速めで、路肩も狭く落ち込んでいるのでちょっと気を使う。多少遠回りだが北側の篠山川沿いまで出た方が良かったかも。
まだ開いたばかりの静かな街は、一昨日のデカンショ祭を終えた後片付けの空気がそこここに感じられたり。
何かお土産買おうかと思ったのだけれど、食べ物や焼き物が多くてSバッグの容量不足と夏の陽射しが気になってウロウロ決まらない。
篠山城跡へ到着。駐輪はそばの駐車場係の方に尋ねるとちょっと邪険な案内を受けて悲しい。「入口そばの看板にでも括っとけ」だそうで…。
篠山城大書院。2000年に復元再建されたもので入館料400円。先の八上城跡周辺の史跡と較べると造りがぐっと新しいのが興味深い。
あと、関西で葵の御紋の史跡から受ける違和感も。
リーフレットによると中の部屋は貸し出しが可能だそうで、明治維新の廃城以後に街の施設として活用された顔を今でも保っているのは驚き。
街の中心の高台で風通しがよく、天井も高いのでとても涼しい。
本丸跡は当時の間仕切りが床に描いてあり、ありし日の姿を思い浮かべながら辿るのも楽しい…炎天下の陽射しでなければ。
天守跡からは街が一望できる。すぐ下の堀の内側に小学校とかあったりして、なんて羨ましい少年時代。
城跡を後にして再び市街を行ったり来たり。観光地エリアを少し出て走ってみると、商店やら工場やら、コンパクトな場所に完結した街が構成されているのが面白い。
大正ロマン館でがっつりお昼をいただき、朝購入した500mlのスポーツドリンクを新調して篠山を出発。東から入ったので、最後に石碑に苦笑しつつ西へ。