ようやっと春ということで、冬の汚れを落としておく事にする。
洗いについては毎回こんなリクツにもとづいた手順を踏んでいる。あと、洗う時は直射日光の下でやらない。
まず放水。目的はホコリなどの油汚れ以外を接触せずに流すこと。放水は「圧」をかけないこと。雨のような水については最低限のシールがされている筈だが、真横からホースで盛大に水を当てたりすると思わぬ所に水が入り込んで錆などの原因になってしまう。その為、ジョウロのようなイメージで水を「かける」。
いつもだいたい写真の青い辺りまで水をかけて流している。泥除け裏などは下からちょっとだけ強めに。
水をかけた直後。ワックスなどが効いているととうぜん水滴がつく。直射日光下だとこの水滴がレンズになって斑に塗装を痛めるので、洗車は曇りの日に。というリクツ。
車体が濡れたままシャンプー。走行時などにくっついた、油を含んだ汚れを界面活性と発泡で接触せずに流すのが目的。シャンプー自体は水切れがいいので、一度汚れを浮かせればリンス時に全部流れてしまう。写真はイマイチ分かりづらいが、水滴の水玉が弾かれず崩れて流れた状態(ワックスなどの油分が流れた)になっている。
再び水洗いでシャンプーを流して終了。毛足の長い雑巾だろうとスポンジだろうと、こすってしまう事による洗い傷の発生は避けられないが、この方法だとここまで物理的に車体に触れず、無用の傷を発生させずに洗車できる。というリクツ。
ここから残った水分に汚れがくっつく前に手早く拭きあげる。毛足が長く吸水性のいい洗車タオルを使っている。クルマの時は合成セーム革が抜群だったのだけど、自転車だと細かいパーツが多くて今ひとつだった。
タオルはチェーンやディレイラー周りなど、油がつく可能性がある箇所とメインフレーム周りの2種類用意すると安心。車体上部から下に向かって拭いてゆく。拭きあげたらリア三角とかヒンジも折って拭き残しをチェックする。なるべく二度三度往復させない(摩擦させない)ようにスパッと拭けるとベスト。
この後細かい箇所のチェック。たとえばストップディスクの穴とか、ブレーキパッドの隙間とか。普段の洗いはあんまり細部にこだわらず、手早く。細かいところは半年に一度とか位で、ホイールなんかも外して洗った方が良さそう。(で、3年5年とかのスパンでオーバーホールできる位の技術と設備があれば文句なしだけど、部品のチェックや交換も出る筈なのでショップに任せる人)。
ここでグリスとか注油とかチェックして作業。今回はヒンジの塗装はげ箇所のグリスアップとチェーンを注油した。
継続使用中のinnotech 105、汚れ具合は以前のFinishLineのテフロンドライとそんなに変わった感じはしない。音も同様。そもそも性能については私ごときの脚では追い込めない感じ。
ただ最初に注油してからしばらくして、チェーンのローラー内部のものと思われる錆色がチェーン表面に流れてきたのは浸透性と洗浄力の現れかなと感じたり。
最後にワックスがけ。お手軽にフクピカ。成分が白残りしても気にせずササッと。あとから毛足の長いタオルで拭きあげて艶出し。リムのブレーキと接触しない部分とかスポークも。ディレイラーとか樹脂パーツも一応拭いているけれど、ここは何か別のケミカルがいいような。
以上で洗車は終了。次は夏の終わりあたりに大掛かりに。
今回気づいたリアアームの傷いろいろ。そろそろ黒のタッチアップも入手してケアしないと。
折りたたんでしばらく乾燥させるべきなのだけど、天気もいいので午後から川沿いに大阪までポタって桜さがしなど。
靭公園はちらほら。大阪城公園は桜よりも人出がえらいことになっていた。
たぶん一番咲いていたのは毛馬桜之宮公園周辺。ちょっと色味の強いぽってりした品種。来週あたりが本番かなあ。