先日、大谷記念美術館で惹かれた山下摩起氏の作品について調べてみたところ、たつの市にある「うすくち龍野醤油資料館別館」に多数展示されているらしい。という訳で、ブロンプトンで輪行して姫路まで。そこから本竜野を目指して走ってみることに。
早朝だとJRは快速がなかったので、始発の阪急電車で山陽姫路へ。前日の具合から、きっと昼間は汗ばむ陽気になると踏んで上着は薄いもので出発したが、新開地で乗り換えた山陽電車は暖房がかかっておらず凍える。前にSバッグに仕込んでおいたカイロをもみもみしてこらえる。
姫路に到着して、どこかで温かいものでもと城方面へ流すが、どうもそういうのはJR姫路駅方面にあったらしく見事に閑散とした目抜き通りを抜けて姫路城まで来てしまう。
出鼻をくじかれ震えつつ、ある意味今だけのレアなお城カバーを撮影する。
前に来たのは好古園が出来た時だったか、もうほとんど辺りの記憶はないものの、一帯の公園が非常に綺麗になったのはわかる。
(寒いので)予定より早めに姫路城から書写山方面へ走り出す。自衛隊姫路駐屯地の北側の道を西へ。日曜の早朝にも関わらずそれなりに車の量があるので緊張しつつ進む。
地図ではもうちょっと距離があるかと思っていた書写橋に到着。夢前川を渡ると書写山はすぐそこ。
8:30始発のロープウェイを乗り場で待つ。駐車場のスペースなどはあるものの、駐輪場らしき場所が見当たらず。駐車場スペースの何処かに適当に結わえても良さそうな感じだが、心許ないので山上のどこかに括っておけばまだ安心かと思い輪行準備して待つ。
始発の時間も近くなって職員の方が出てこられ、ブロンプトンに気づく。山上は完全にシャットアウトらしく、事務所の方で100円で預かってくれるそう。手荷物扱いなのかな?とにかくその方が全然安心なのでお願いする事に。
バッグを取り外してカバーをかけたブロを渡すのだが、知らない人は咄嗟にどこを持って運べばいいのか迷うのは、そういえば発見だったり。
姫路といえば城の次に書写山の話をよく聞くイメージがあるが、登るのは初めて。ロープウェイは4分の道中ガイドさんによる案内があり、出発から始まり到着きっちりに締める流れるような喋りはもう職人芸の域。
山頂から摩尼殿あたりまでは1km程度のトレッキング。バスも出ているが歩きでぼちぼち。数mおきに仏像があり、野外彫刻付きのトレッキングコースのような感じ。
ようやく陽も高く快適な感じに。
摩尼殿に到着。こりゃすごい。
全体的にガスがかかって下界の眺めは今ひとつ。紅葉の季節は見ごたえありそう。
お参りをすませて順路を辿り、三つの堂へ。
登り坂の終わりあたりから覗く大講堂の全貌が見えると思わず声がでる。山を登って森を進んできた道中がこの為の演出だったような。