石山寺参道。流石にこの辺りの紅葉は終わっているだろうと思っていたので、濡れて輝く黄色や赤と、まだ鮮やかな散り紅葉は収獲。
やはり京都、奈良のそれとはどこか違う境内の雰囲気が興味深い。まだお昼すぎなのにすっかり暗い本堂内を照らす灯りがとても厳か。
西国三十三所の札所という事もあり、御札を納める人が多かった様子。
本堂を出ると、雨は再び強くなってきてヤケクソ気味に。Sバッグの防水カバーはショルダーバッグの時には使えない構造なのがやるせない。
カメラに浸水しない事を祈りつつ境内を登って撮影したが、水滴で落ち着いて撮影できず奥へ進むのを断念。またリベンジしよう。
麓への階段へ戻った処でようやく小降りに。参道の散り紅葉が濡れて光り橙色の川のよう。
参道に降りると、雨雲は急激に晴れ上がって輝くような紅葉となったものの、代わりに風(比叡おろし?)が強まって気温が急に下がりだす。
お腹も空いたので、駐輪場までの途中のしじみ釜飯の看板に惹かれて洗心寮さんへ。暖かい窓辺の席でお茶をすすって人心地ついていると、湯気の立つ釜飯登場。今回は箸をつける前になんとか写真を撮るのを思い出した(笑)。
お店の看板どおり薄味のお皿の中で、しじみのお味噌汁とわさび漬けの味のアクセントが楽しい御膳。釜の底のお焦げの香りでおかわりしたくなるの堪えて、ごちそうさまでした。
今度は小屋の軒下のお陰で若干濡れが少なかったブロを再び拭いて出発。JR石山駅へ向かう道中、せっかくなので琵琶湖の写真を一枚と思って湖岸へ出るが、凍りつきそうな風で早々に退散。
JR石山駅ホームで帰りの新快速を待つ。エレベーターとリアキャリアのコロコロで輪行の快適さハンパない。乗車位置までコロコロしてゆくと、「コロコロできるのは便利ですね」と女性から話しかけられる。聞けば折り畳み自転車で輪行していたのだが、やはり持ち運びの重さに断念したそうで。コロコロ機能搭載で折り畳みコンパクトな点を力説。サイズよりも標準でコロコロできる事に関心されていた様子だった。やっぱりRモデル国内で売るべき。
予報を完全に裏切られて雨に降られまくった道中だったが、約50kmの道程の半分位はらくらくの下りだったので、天候が許せば湖ぞいに大津あたりまで走っても楽しそう。遂に冬の到来だが、ブロンプトンならモコモコ着込んで乗っても大丈夫。冬も楽しく。