内装ギアメンテ

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少し前に初めてブロンプトン以外の小径折り畳み車にまとまって乗る機会があり、銘無しの10万円クラスの20インチ・アルミ・外装変速・二つ折りタイプというモデルであちこち走ることがあったり。
愛車と正反対のタイプの折り畳み小径車という体験だったが、車体の軽さや折り畳みの面倒臭さ、折り畳み後の運用のしにくさなどは気になったものの、グリップシフトの外装についてはあまり違いを実感しなかったり。タイヤ径や歯数、多段化などを追及すれば差が見えてくるのだろうけど、慣れもあってただ乗るだけなら内装外装で別に問題ないのかなと感じたのが意外だったり。ギアよりはVブレーキ性能の方にとても憧れたり。

そんな愛車の内装ギアの、梅雨シーズン恒例?分解注油。
Brompton SA SRF5

弊ブログの更新のごとく走行距離がすっかり街乗りベースになってしまった事もあり、一年ぶりの分解もシール箇所のグリスがまだ綺麗だったりしてつらい。
パーツクリーナーを噴くとドライバー側のベアリング球が全部落ちてしまうようになった他には気が付くところもなく、注油して組み立てチェック…したら、インジケーターチェーンの引きが異様に硬くなって、1速まで引けなくなってしまう。

Sturmey Archer SRF5 axel

アクセルとプラネタリーギア部は外さずに注油だけしたのだけど、原因が分からず再分解してこれも分解。
アクセル単体にインジケーターを付けて引っ張るとおかしな点はなかった。

Brompton SRF5 axel

どうも分解不能のプラネタリー深部を通る時のギアセレクタキーの「なじみ」がよくない時があるようで、今までこんな事はなかったので不思議。
洗い直して少し回すなどしながら試すと調子は戻ったので、そのまま組み上げ。シフトワイヤの調整が無意識のレバー操作に吸収されるのもあって、かなりアバウトに組み直しても一発でアタリが出ちゃったりするのが可笑しい。

SA SRF5 oil

今回の交換した廃油。肉眼だともっと黒くて、去年よりも微粉の汚れ感がある。

Brompton toolkit

Brompton toolkit

洗車その他。約12年目のツールキットがいよいよヤバい感じ。
ケース部分のゴムが痩せたり変質していたり、奥側のゴムはどうやら車体内部のサビを拾っている色っぽい。

Brompton toolkit

レンチを格納するプラが折れたのはもう結構前だが、今度は付近の格納パーツに丸ごとヒビが入っている。多分少し力を入れて曲げればポッキリと折れる。
レンチ自体は入口側の凹凸にはめ込むので影響はなかったが、加水分解でゴムがこびりついている。

Brompton toolkit wrench

無水エタノールと紙やすりでこの位剥がせたが、残った黒ズミはサビかなあ。

Brompton toolkit wrench

ちなみに交換推奨の初期モデルを使い続けていて、対策を施した型の新品予備も持っているのでいよいよとなったら交換予定。
最近アナウンスされている、フレームの三角箇所に収納する新型ツールキットも魅力的に見えるのだけど、収納はやはりこちらのモデルがスマートだなあとも感じる。
旅先でも、これと予備チューブがあればなんとかなるという安心感はあるし、実際彼方此方でなんとかなった経験からの信頼感も高く、必携のアイテムだと思う。

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